私たちが海外へ旅行や留学をした際、現地で「こんな物をこの国では食べているの!? 」と驚いた経験はないだろうか。逆もまたしかり。海外から日本を訪れた人たちも、目を疑うような光景をレストランやスーパーマーケットなどで見ているはずだ。
そこでこのほど、日本在住の外国人20人に「びっくりした日本の『健康食』」に関する質問をしてみたので紹介しよう。
Q. 日本で食べたり見たりして驚いた「健康食」とその理由をお答えください
■納豆
・「納豆。自分が食べられないから」(台湾/20代後半/女性)
・「日本でよく食べられている納豆の納豆菌が乳酸菌よりも整腸作用が強いそうで驚きました」(ルーマニア/30代前半/女性)
・「朝ごはん時の納豆。起きてからすぐ、この臭いはとてもムリです。朝からこういうものを食べられることに驚きました」(フランス/30代前半/男性)
・「それはもう納豆でしょう! くさいのによく食べられますね。でも体に良さそうなので、自分でもよく購入しています」(タイ/30代前半/男性)
・「納豆です。体にそんなにいいとはおもいませんでした」(インドネシア/40代前半/女性)
・「納豆です。食べてみましたが、臭いと粘りがあるので、なかなかおなかが受けつけてくれません」(フィリピン/40代前半/女性)
・「納豆ですね。理由は血液凝固因子を作るのに不可欠なビタミンKや大豆由来のタンパク質が豊富であり、現在でも上質なタンパク質の源とも言えるからです」(中国/30代前半/男性)
■すっぽん
・「すっぽん」(インド/40代前半/男性)
・「すっぽん。すっぽんは食べたことなかったから何も知らなかったです。しかも、初めて食べたとき、食べる前に生きたままのすっぽんを見せてくれたので、インパクトがありました。アメリカでは、すっぽんは体にいいとあまり知られていません」(アメリカ/30代前半/女性)
■その他
・「一般的に和食はとてもヘルシーだと思います。だから100歳前後の人がたくさん生きているのでしょう。驚いた物だったら、豆腐ヨーグルトです。体に吸収されやすくて、乳酸カルシウムが豊富に含まれています」(モンゴル/30代前半/男性)
・「健康食で驚いた食べ物は特に無いです。日本に来る前にどんなものが食べられているのかが、だいたい分かっていましたから」(スペイン/30代前半/女性)
・「卵かけご飯です。香港は衛生面を考慮して生卵を食べることがないので、驚きました」(香港/20代後半/女性)
・「豆腐。食べる習慣をつけると、身体が快調! 」(パラグアイ/30代前半/女性)
・「実際に健康によいかわかりませんが、すしです」(ベトナム/20代後半/男性)
・「青汁かな? 」(ハンガリー/30代前半/女性)
■総評
回答者の3分の1以上が解答した「納豆」が断トツという結果になった。日本人ですら、「あの強烈な臭いがダメ」などと苦手な人がいるだけに、納豆を食べる文化がそもそもない国で育った人たちにとってはかなりインパクトがあったようだ。
2位は高級食材として知られるすっぽん。日本では滋養強壮に良いと考えられており、健康食品などにも用いられているが、海外の人からすれば驚きの食材のようだ。
豆腐ヨーグルトと豆腐も含めると、およそ半数が大豆製品が持つ健康パワーに目を見張った様子。外国人も感心する大豆製品、毎日の食卓に1品は取り入れるようにしたいものだ。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2016年7月16日~2016年8月15日
調査対象: 日本在住の外国人
調査数: 20名
調査方法: インターネット応募式アンケート