侍とXiborg、特定非営利活動法人スローレーベル、東京ガス用地開発の4社はこのほど、東京都江東区豊洲に「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」をオープンした。

「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」

同施設は、「すべての人に、走り、体を動かし、自分を表現する喜びを!」をコンセプトとしたランニングスタジアム。東京ガス用地開発が2014年度から進めている活動「SPORTx ART 新豊洲」において、館長の為末大氏をはじめとするブレーンによる議論から構想されたもので、このほど実現に至ったという。

施設内には、全天候型60メートル陸上トラックを整備。レーンには、オリンピックや国際競技会にも多数採用されているモンド社の陸上競技場用舗装材「スーパーX」を採用した。このトラックでは、小学生向けかけっこスクールの開講が予定されている。また、個人アスリートもトレーニングに利用できるという。

「全天候型60メートル陸上トラック」

60メートルトラックに隣接するオフィス棟には、Xiborgが競技用義足開発のためのデータ解析や工作作業などを行うラボラトリーが開設されている。義足開発だけでなく、広くスポーツ×テクノロジー分野を中心に研究開発を行っていくという。

スタジアムのランニングステーションには、車椅子のままで使用可能なミストサウナ付きシャワールームとユニバーサルデザイントイレを設置した。ロッカーも配置されているため、スタジアムのトラックでトレーニングを行うアスリートのほか、一般のランニングを楽しむ人もランニングステーションとしても利用できる。

施設利用料金(トラック、ロッカー、更衣室・シャワー利用が可能)は、1回券が一般800円、学生・障がい者500円、月額が一般3,000円、学生・障がい者2,000円、年額一般3万円、学生・障がい者2万円(すべて税込)。

今後は、侍とXiborg、特定非営利活動法人スローレーベルの3社が、スポーツやアート、テクノロジー分野での個別事業を継続的に運営する。また、定期的に3社合同および周辺事業者との連携イベントも実施していく予定とのこと。