お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、11日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、俳優・成宮寛貴氏(34)の引退発表を受けて「代理戦争をさせられた感がある」と語った。
写真週刊誌『FRIDAY』の薬物疑惑報道に端を発した今回の引退騒動。松本は4日放送の同番組で、「あの写真を見て、詳しい人は分かるのかなぁ」「ちょっとわれわれは何も分からないですけど」と首をかしげながら、「『FRIDAY』は、よっぽど自信を持ってやってるんでしょうね」と推測し、「これ、下手したら廃刊ですよ」と最悪のケースも想定していた。
また、「『あいつ薬やってるで』と言われたら、なんとなくそう見えてくるじゃない?」「検査しても『何日前から抜いていた』とどうせ言われるし」「真っ白(なイメージ)は、もう無理かも」とタレントイメージに傷がつくことも予感。番組では、報道の是非について議論が白熱した。
『FRIDAY』の報道を受け、成宮氏は「心から信頼していた友人に裏切られ、複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました」「今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません」などとマスコミ向けに直筆コメントを送り、引退を発表。この日、山崎夕貴アナウンサーが文章を読み上げると、松本は眉間にしわを寄せながら真剣に聞き入っていた。
ゲストの社会学者・古市憲寿氏(31)は「何が間違いで何が正しかったかをあまりおっしゃられてないから、結局もやもやしたものが残る」と指摘。司会の東野幸治(49)が「下手したら廃刊という話になっていたんですよ」と先週の放送を振り返ると、松本は「うーん……うーん……」と考え込み、「まぁ、そうか」とつぶやきつつ「こちらは代理戦争をさせられた感はありますけども」と発言。放送上では多くを語らないまま、次の話題へと移った。