バリュートレードからNuForce (ニューフォース) のワイヤレスイヤホン「BE Sport」と「NE-Pi」がこのほど発売された。それを受けて12月9日、バリュートレードとNuForceブランドを擁するOptomaが都内にて説明会を開催した。

カジュアルな価格帯ながら設計思想は本格派

「BE Sport」は、わずか13gの軽さと最大10時間の長時間駆動をウリとするスポーツ向けのBluetoothイヤホンだ。IP55の防塵・防水設計、ハウジングにはアルミ素材、ケーブルにはケブラー素材を採用するなど、軽さだけでなく耐久性や音質も追求している。希望小売価格は税別9,880と比較的安価だが、BluetoothコーデックはAACやaptXもサポートする。

Bluetooth対応の「BE Sport」

落下防止用のフィンやイヤーピース、ソフトケースなどが付属する

同時発売の「NE-Pi」は、税別4,880円 (希望小売価格) というエントリー向けの製品でありながら、ベリリウム製の振動板を採用。こちらもハウジングにはアルミ素材を採用している。ブルー、グリーン、イエロー、3色のカラーバリエーションを展開する。

エントリー向けの「NE-Pi」

Optoma / NuForceのターゲットユーザーは

説明会では、Optoma オーディオビジネスグループ担当副社長のYC Chu氏がOptomaとNuForceブランドについて、シニアマネージャーのJyri Jokirinta氏がnuFroceの製品群についてプレゼンテーションを行った。

NuForceは、米カリフォルニアを拠点にハイエンドアンプやUSB DAC、ポータブル向けのイヤホンなどをリリースしてきたオーディオブランドだ。2014年に小型軽量プロジェクターで知られる台湾Optomaが2014年に同ブランドを買収し、その傘下に入ることとなった。一方、国内ではこれまで、フューレンコーディネートが販売代理店を務めてきたが、このたびポータブルオーディオ製品群をバリュートレードが取り扱うこととなった (プロジェクターなどは引き続きフューレンが担当する)。

OptomaのYC Chu氏 (左) とJyri Jokirinta氏 (右)

2014年、OptomaはNuForceをグループの一員とした

今後、ポータブル製品の国内展開はバリュートレードが手がけていく

NuForceのイヤホン製品群は、ダイナミックドライバーを採用した「NEシリーズ」、ワイヤレス接続の「BEシリーズ」、そしてBAドライバーを採用した「HEMシリーズ」からなる。Jokirinta氏はブランドコンセプトの柱として、音質の追求 (Amaging Sound Quality)、感性に訴えるデザイン (Appealing Design)、便利であること (Convinience) の3点を挙げた。日本国内においては、25歳から45歳くらいの年齢層でファッションにもこだわりを持ち通勤時にポータブルオーディオで音楽を楽しんでいるようなユーザーをターゲットに想定しているとのことだ。

NuForceの製品群を紹介するイメージ図

4基のBAドライバーを搭載した「HEM8」。そのカッパーモデルを世界300台限定でリリースすると予告した。もちろんハイレゾ対応

Bluetoothイヤホン「BE6i」。大人のファッションにも合いそうな落ち着いたデザインが好印象だ。希望小売価格は税別18,000円