世界で129番目となるデルのリアルストアは日本初のALIENWARE STORE AKIBA

デルは12月10日に、高性能ゲーミングPCブランド「ALIENWARE」の旗艦店、「ALIENWARE STORE AKIBA」を東京の秋葉原にオープンする。報道陣向けの公開された現地の様子をお伝えする。

12月10日にオープンするALIENWARE STORE AKIBA。ザックリいうと「ラジ館の斜め向かい」の好立地

まず、Dell Inc.のフィル・ブライアント氏がスピーチし、ALIENWAREが今年(2016年)で20周年、日本でも8年目を迎え、ブランドも浸透しているとアピール。素晴らしい旗艦店をオープンすることで、さらにゲーム市場とALIENWAREを盛り上げたいと語った。

ゲーミングPC市場についての追い風としては、VRとAR、そしてeSportsがあるという。前者は、2020年に162億ドルを超える市場規模に、後者は2019年に11億ドル市場になと予想されており、大きな成長が期待できる。また、eSportsジャンルには、スターが登場しつつある。

日本市場に関しては、PC全体がマイナス成長のときもゲーミングPC市場はプラス。世界的には、日本のゲーミングPC市場は規模が小さいが、そのぶん、今後の成長に期待していた。

Dell Inc. Dellグローバルコンシューマーおよびスモールビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのフィル・ブライアント(Phil Bryant)氏

20周年を迎えるALIENWARE。ゲーミング業界の高級ブランドとして、プレミアムクオリティ、ハイパフォーマンス、革新性、個性的なデザインを基本的な考えにしている

ゲーミングPC市場は順調に伸びており、VR、AR、eSportsという追い風が吹いている

日本市場も、コンシューマーPC市場が大きく落ち込んでいるが、ゲーミングPCは堅調に推移。成長に期待を寄せていた

ALIENWAREのマーケティングマネージャー、柳澤氏は、日本における戦略を紹介。東京ゲームショウ2016あたりから新しいビジュアルを使用しており、従来の「宇宙最強」から変わって、プレミアムゲーミングブランドとしての見せ方をしていると述べた。ワールドワイドでは、「We're GAME」をコンセプトに掲げ、ゲームを真剣に愛して情熱を持っている人をサポートしていく。

日本では、「ユーザーエクスペリエンスの充実」として、デザイン重視ではなく高クオリティであることに注視。ゲーム業界の発展に寄与するために、より多くのゲーマーとパートナーにALIENWAREを触ってほしいと呼びかける。また、ゲーマーがいてこそ成り立つ業界ゆえに、ゲームメーカーやイベント運営者、配信者など、ゲームを広めようとしている人たちとのパートナーシップを強化したいとも。

そこで、秋葉原のALIENWARE STORE AKIBAは、ゲーマーとパートナーのための場所として、ゲームへの思いを発信する場にする。単に製品を展示販売するだけでなく、多彩なゲームの試遊スペース、様々なゲーミングデバイスの体験を用意し、さらにはミニイベントも開催できるそうだ。ショップ内では、ALIENWAREに詳しい専門スタッフがサポートしてくれる。

今後の話として具体的には決まっていないものの、タイミングや条件が合致すれば、ゲーミングチームやゲーム大会のスポンサードや、ALIENWARE STORE AKIBAにおいてゲームメーカーとの共同イベントも検討したいという。また、配信スペースの一般利用も検討したいとのことだ。

デルのALIENWARE マーケティングマネージャー、柳澤真吾氏

従来の「宇宙最強」から、「真のGAMEはここにあり」へとブランドメッセージを変更

ストアで実際の製品を体験するとともに、ゲームへの思いを発信。訪問者からのフィードバックを次の製品作りに生かす

ストアの紹介。単に製品を見るだけでなく、最新ゲームやデバイスの体験、配信まで行える