筆者は酒が飲めない。ビールはジョッキ1杯飲みきることができず、飲み放題でお得だと思ったことはない。ウーロン茶片手にちまちまとツマミを食べるので精いっぱいだ。これは遺伝的なもので、父母ともに酒はダメ。母にいたっては「お酒をちょっと飲むとすぐに眠れるんだよね」と話す始末だ。そんな両親のもとに生まれたサラブレッド下戸である。
そんな筆者が居酒屋に行った時に思うのは、「ご飯と一緒におつまみ食べてえ……」ということ。居酒屋のメニューは魅力的なものが多く、筆者と同じ考えを持つ下戸もいるのではないか? そこで今回は、せっかくならコンビニに売っているもので「"居酒屋風"ごはんに合うおつまみ」を作ってみた。
今回のレシピのルールは3つ。
■食材は全てコンビニで購入できるものに限る
■レンジで温める、あえる等手間がかからないものとする
■白飯に合うだけではただのおかずなので、ちゃんとおつまみにもなるようにする
これに沿って作成してみた。
セブン-イレブンの商品で作れる「明太サラダチキン」
まずは、セブン-イレブンで買える「ほぐしサラダチキン」(税込198円)と「炙り辛子明太子」(税込300円)を使って、「炙り明太サラダチキン」を作ってよう。
「炙り辛子明太子」を細かくし、「ほぐしサラダチキン」とあえるだけで完成だ。「ほぐしサラダチキン」がなかった場合は、通常の「サラダチキン」でも問題ないので試してみてほしい。
しっとりとしたチキンに明太子のピリ辛さが加わって、ご飯が進むこと間違いなし。おつまみだけでなく、朝ご飯にも使える便利なメニューだ。手間はほとんどかからず、3分でできるのでズボラな人でも作れるはず。
ローソンで作れる「チーズ乗せサラミ」
続いては、ローソンの「ローソンセレクト 粗挽き黒胡椒サラミ 57g」(税込307円)を使った一品を紹介。サラミといえばおつまみの定番だが、味が濃くてご飯にも合うだろう。しかしそれだけでは何も意味がないので、このサラミに「キャンディーチーズ<プレーン>」(税込175円)を一粒乗せる。それを10組ほど作ったらレンジで30秒ほど加熱。チーズがほどよく溶けて、サラミを覆うようになれば完成だ。
サラミの脂が染み出し、それがご飯にマッチしている。黒コショウのピリッとした風味がチーズのまろやかさに包まれてマイルドになっているのもうれしい。ちょっと醤油を垂らして食べるのがオススメだ。
ファミリーマートの商品で作れる「いか焼きのアヒージョ」
最後はちょっと豪華なものを作ってみよう。ファミリーマートの総菜シリーズ「ファミデリカ」の「いか焼き」(税込250円)を使えば、簡単なアヒージョができてしまうのだ。用意するのはオリーブオイルと生にんにくのチューブだが、これもコンビニで買うことができる。
耐熱皿にいかが浸るくらいのオリーブオイルを注ぎ、そこにチューブ入り生にんにくを4cmほど絞り、よく混ぜる。それに「いか焼き」をあえて、500Wの電子レンジで4分温めれば出来上がりだ。ちょっと焦げ付くかもしれないので、電子レンジにかけている間は注意して見てほしい。
にんにくの風味がしみ込んだいかは、香りから食欲がそそられる。バケットでもよいが、もちろんご飯にのせてもいいだろう。普段食べるよりもジューシーで、しっかりとしたうま味が広がる。これにマヨネーズを付けて食べてもいいはずだ。レンジにかけてアヒージョができるとは、かなりお得じゃないか!? ボイルしたえびやいかでも簡単なので、ぜひ合わせてみてほしい。
これらの制作時間は、全て5分前後。制作費も1,000円以内なので、財布にも優しいだろう。ズボラに自信がある筆者でも簡単に作れる今回のご飯になるおつまみ。お酒を飲めない人にはぜひ試してみてほしいが、普通のおつまみとしても十分堪能できるので、これからの家飲みにも合わせてみてはいかがだろうか。