JR九州は5日、2017年4月1日から社員の制服を一新すると発表した。新制服のデザインは、日本発信のレザーブランド「ロウタスインターナショナル」のクリエイティブディレクター、嶋﨑隆一郎氏が担当し、ドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏がトータルアドバイザーとして監修を務めたという。

駅員や在来線・新幹線運転士などが着用する、シングルジャケットの接客用制服

駅員や在来線・新幹線運転士などの夏服

駅長・副駅長・新幹線車掌・「ソニック」「かもめ」などの特急車掌の着用する接客用の制服は、黒の生地に金色のパイピングをあしらったダブルスーツに。つばめをモチーフとしたエンブレムを配し、信頼感の中におもてなしの心を表現している。

駅員や在来線・新幹線運転士、快速・普通列車の車掌などが着用する接客用制服はシングルボタンのスーツに。駅長などが着用するダブルスーツと同様の黒の生地に、グレーのパイピングをあしらった。つばめのエンブレムもダブルスーツと同様、胸の位置に配した。夏服はブルーの半袖シャツで、ノーネクタイとする。

乗務員を除く駅員や旅行支店などの社員が着用する女性接客制服は、駅員や運転士などが着用するシングルジャケットにスカートを合わせたスタイルに。シルク100%の金色のスカーフを着用する。夏はスカーフを使わず、ジャケットの替わりにベストを着用する。客室乗務員の制服は従来からのマイナーチェンジにとどめ、生地やポケットの変更で機能性を高めた。車両・施設・電気といった技術系部門の制服は、接客制服と統一感を持たせたグレーの濃淡色の作業服に。肩に近い位置にワッペンを取り付け、品格を演出する。

JR九州は制服リニューアルの目的について、2017年4月の会社発足30周年を機に「新たな気持ちでさらなる飛躍を遂げていくため」と説明。JR九州のイメージアップや社員のモチベーションアップにもつなげたいとしている。