既報の通り、マウスコンピューターは12月6日より、直営5店舗にVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」向けのワイヤレスコントローラー「Oculus Touch」の体験コーナーを開設した。ローンチしたばかりの新コントローラーを早速体験した。
「Oculus Touch」では従来、Xbox One用のワイヤレスコントローラーが付属し、これを使って操作を行っていたが、「Oculus Touch」により、腕を振るなどのハンドジェスチャーを使った直感的な操作が可能で、没入感を高めるとしている。
「Oculus Touch」は、ほかのVRヘッドマウントディスプレイで提供するものよりもサイズは小型。ボタンは、左右ともにスティックとA/Bボタン、人差指と中指の位置にそれぞれトリガーボタンが配置されている。
マウスコンピューターでは、秋葉原ダイレクトショップ 、G-Tune : Garage秋葉原店、マウスコンピューター ヨドバシ Akiba店、名古屋ダイレクトショップ、大阪ダイレクトショップの5店舗で体験コーナーを設置。
ゾンビにハンバーガーを提供して人間に戻すアクション「Dead Hungry」(キューゲームス)、地面を掘り進み発掘した武器で敵を倒すシューティング「Dig 4 Destruction」(コロプラ)、無重力空間でテニスのようなスポーツをプレイする「PLANNES」(トリコル)、ブラックバス釣りゲーム「Pro Fishing Challenge」(オーパス)の4タイトルが実際にプレイできる。
「Dead Hungry」。キッチンでハンバーガーを作り、ゾンビに投げつけて人間に戻すタスク管理ゲーム。周囲にキッチンがあり「左を向いて肉を取って、右にある鉄板で焼く。その間にポテトを揚げる」といったからだの動きも楽しい |
実際に体験してみると、腕を振る、拳を握る、VR空間にあるボタンに触れるといった操作が自然にできる。持ったときの手の形が銃を持つ、あるいは拳を握った状態に近いことも影響しているだろう。細かい操作は使い慣れたゲームパッドの方がやりやすいかもしれないが、没入感の高いVRコンテンツでは目の前に表示されるアイテムなどに対して、ついつい手を伸ばしてしまうこともよくある。手や腕の動きを利用した直感的な操作と親和性がかなり高い。
一時期のVRコンテンツ体験というと、映像をただ見るだけ、あるいは操作できても移動だけというものも多かったが、現在では実際にプレイできるゲームも増えてきた。VRの進化は早いので、以前に体験したという人もあらためて試して欲しいところだ。