日本の未婚者の割合は年々増えている
日本では、未婚の人の割合が段々と増えています。実際にどのぐらいいるのか?昨年調査された国勢調査の結果を見てみましょう。
生涯未婚率って何のこと?
50歳の人で結婚経験があるかどうかの指標となる数値を生涯未婚率といいます(実際に生涯を通して未婚である人の割合を示すものではありません)。
実際には「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出します。これまでの推移を見てみましょう。
2015年の数値は未確定ですが、予測として男性は23%前後、女性は14%前後になるものと思われます。かなり多いですよね。
独身の人の保険選びのコツは?
そんな独身の人たちにとって、もしもの時に備えどんな保障が必要なのでしょうか? 具体的に、年代別に紹介していきます。
■独身20代
若いうちは、当面必要な保障を割安で用意する、と考えるのがコツです。この先のライフスタイルの変化がまだ確定しない時期ですから、先々調整しやすいような小型の保障から確保していきます。まずはケガの入院などに備えて医療保険を中心に準備しましょう。女性は、女性向けの医療保険を早めに確保しておきましょう。
■独身30代
この世代の人には、入院のリスクをカバーする医療保険のほか、生活習慣病対策となる保険商品がお勧めです。死亡保障は自分の葬儀代程度と考えましょう。女性は、女性向けの医療保険を確保してください。それから、病気で働けなくなるリスクに備えて就業不能保障も検討しましょう。
老後に備えた資産形成のスタートに適した時期です。個人年金保険や、貯蓄性の高い終身保険、外貨建て保険などを活用しましょう。ただし、長期間の積み立てですから無理のない予算からスタートするのがコツです。
■独身40代
男性、女性共に、生活習慣病のリスクが一気に高まる年齢です。医療保険のほか、がんや生活習慣病に備えた保障を確保してください。また病気で働けなくなるリスクに備えて就業不能保障も確保すると安心です。
老後に備えての資産形成を本格的に進めましょう。個人年金保険や、終身保険、外貨建て保険を活用しましょう。
■独身50代以上
収入や生活の安定と共にマイペースに人生を楽しむための保障を確保しましょう。入院のリスクをカバーする医療保険のほか、生活習慣病対策となる保険商品がお勧めです。死亡保障は自分の葬儀代程度の保障を用意しましょう。
また老後に向けた資産形成は進んでいますか? 積み立て式の資産形成に適した個人年金保険や、終身保険、外貨建て保険のほか、退職金やまとまった資金を運用しながら計画的に活用できるような一時払い保険商品についても認識を深めて有効活用しましょう。
まとめ
独身の人の保険選びは、自由で充実した人生を謳歌するためにも"もしもの時も自分が困らないように考える"ということが保険選びのコツです。高額な死亡保障は不要ですが、その分、医療や生活習慣病の保障、就業不能リスクに備えた保障の確保、そして老後の資産形成についても、情報や知識を楽しみながら学び、計画的に始めていくのがオススメです。
<著者プロフィール>
牧山真一
保険見直し本舗 テレマ事業本部 対面事業部中部エリアマネージャー。1979年神奈川生まれ。2009年保険見直し本舗入社後、テレマーケティング事業部にてコールセンター運営に携わる。コンサルティングアドバイザーとしても関東を中心に活動。「最適な保険選びのパートナー」として、これまで個人の保険相談から法人に至るまで数多くの保険見直し、保険相談に対応。