マネーツリーは、同社提供の個人資産管理アプリ「Moneytree」をアップデート。経費精算機能を強化した。

アップデートで、これまで提供していた「Moneytree PLUS」は「Moneytree 経費精算」としてリプレースされる。新機能として「レシートと明細の照合を自動化」「バックグラウンドアップデート」が搭載された。

「レシートと明細の照合を自動化」する機能のイメージ

レシートと明細の照合を自動化する機能では、iPhone/iPadのカメラをかざすだけでレシートをスキャンし、自動的に成形、クラウド上に保存したのち、クラウド上のOCRでレシートのデータを読み取る。OCRで読み取ったデータをMoneytreeで取得される明細と自動的に照合するという仕組みだ。

バックグラウンドアップデートは、その名が示す通り、アプを開けない時でも、取引内容を最新の状態にアップデートしてくれるという機能だ。更新頻度は毎日、または毎週で、アカウント別に設定される。

経費精算書はもちろんのこと、登録されている口座ごと、または全ての利用明細を出力可能。書き出されたファイルはCSV、Excel形式として、いつでも共有およびダウンロードが行える。また、カメラ、カメラロール、およびPFUのパーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap」で読み取ったデータは「Moneytree Cloud Safe」に保存され、必要に応じていつでも取引明細とひも付けできる。さらに、11月に発表された三井住友銀行のデビットカード「SMBCデビット」にも対応する運びとなった。Apple Payで利用するモバイルSuicaにも対応し、乗降情報がMoneytree内に保存されるようになる。

今回のアップデートに伴い、有料機能「Moneytree PLUS」と「Moneytree PRO」の価格改定も実施される。「Moneytree 経費精算」となることで、月額600円から960円となり、年間契約は6,000円から7,800円に変更される。法人向けの「Moneytree PRO」は「Moneytree 法人口座」と名称を変更し、月額960円から1,400円、年間契約は9,000円から11,400円へと改定される。

ただし、既に利用しているユーザーと、2017年1月8日までに申し込んだ新規の有料ユーザーに対しては、旧価格帯のままで提供を行うとのことだ。