米Googleは12月5日(現地時間)、信頼できる家族や友達と安否情報を共有できるアプリ「Trusted Contacts」をリリースした。

Trusted Contactsは、家族や友人の安全が心配な時や、誰かに見守ってもらいたい時などに役立つサービスである。

共有方法は2つ。Trusted contacts(信頼できるコンタクト)に登録したコンタクトは、お互いに位置情報の確認を要求できる。安全な状態であれば、位置情報を送らずに応答可能。助けが必要な場合は位置情報を送る。位置情報の要求から一定時間内に応答がなかった場合、自動的に位置情報が共有される。電源オフやオフラインといった端末の状態も確認でき、リアルタイムの位置情報が不明な場合は最後の位置が知らされる。

例えば、ハイキングに出かけた友達が予定の時間になっても帰ってこなかった時に、Trusted Contactsを使って位置の確認を要求する。予定のコースを外れてネットに接続できない状態になっていたら、迷子になっている可能性が考えられる。

セルマがエリオットの位置情報をリクエスト(左)、エリオットが「Decline」か「Share」を選択(右)、応答しなかった場合は自動的に位置が共有される

もう1つの共有は、自分の位置情報を信頼できるコンタクトに知らせる方法だ。安全ではない場所を移動しなければならない時に誰かに見守ってもらったり、緊急時に位置情報を伝えて助けを求められる。