阪急電鉄は1日、十三駅への可動式ホーム柵の設置について発表した。宝塚本線の電車が停車する3・4号線ホーム、京都本線河原町方面の電車が停車する5号線ホームの可動式ホーム柵を設置し、完成は2019年春頃を予定している。

阪急電鉄が十三駅3・4・5号線にホームドアを設置する

十三駅は宝塚本線・神戸本線・京都本線が乗り入れる阪急電鉄のターミナル駅のひとつ。1号線ホームに神戸本線神戸方面、2号線ホームに神戸本線梅田方面、3号線ホームに宝塚本線宝塚方面、4号線ホームに宝塚本線梅田方面、5号線ホームに京都本線河原町方面・千里線北千里方面、6号線ホームに京都本線梅田方面の電車が停車する。

3・4・5号線ホームに設置される可動式ホーム柵は腰高式で、可動扉部は一部透過型となる。阪急電鉄がホームドアを設置するのは十三駅が初、関西の大手私鉄の中でも初めてのホームドア設置となることが報じられている。

十三駅への可動式ホーム柵の設置計画図

可動式ホーム柵の設置イメージ

阪急電鉄は駅ホームからの転落事故を防止する上で、可動式ホーム柵が有効な対策のひとつと考え、設置の検討を進めてきたという。設置にあたり、バリアフリー法にもとづく基本方針などに示された考え方を踏まえ、協議を重ねており、今後も関係機関の協力を得ながら可動式ホーム柵設置に向けて詳細を検討していくとしている。