Q.妊娠中、「好物だったのに食べられなくなったもの」は?

妊娠中に味覚が変わる、というエピソードを耳にすることがある。酸っぱいものが欲しくなる、というのはよく聞く話だが、その反対に、人によっては酸味が苦手になるなど、食の好みの変化にはさまざまなものがあるようだ。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員144名に「妊娠中、好物だったのに食べられなくなったもの」を聞いてみた。

Q.妊娠中、「好物だったのに食べられなくなったもの」は? また、出産後、それを食べられるようになりましたか?
・「パイナップル。10年位経ってから大丈夫に」(54歳/愛知県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ミカンです。その後は嘘のように改善しました」(74歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「まぐろなどの刺身。食べられるようになった」(41歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「いくら、筋子、魚全般。出産後はまた好きになりました」(43歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「油っこいものが駄目になり、今はもう食べられる」(30歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「我孫子駅のから揚げです。食べられるようになりました」(28歳/東京都/農林・水産 営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「チョコレート、チョコモナカジャンボなど、甘いだけの食べ物。1~2カ月して、ふと気づいたらおいしく食べられるようになっていた」(38歳/埼玉県/農業協同組合/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「甘いお菓子。大好きだったのに、つわりの時は食べられなくなった。つわりが終わると食べれるようになった」(30歳/大阪府/ガラス・化学・石油/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「カレー。においだけで吐き気がした。出産後、まったく気にならなくなった」(36歳/徳島県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お肉。産後は食べられるようになった」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「梅干しです。出産後は以前より食べなくなりました」(35歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ご飯。出産後は食べられるようになった」(40歳/東京都/通信関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「アイスコーヒーが大好きなのに、娘を妊娠中は飲むと吐いてしまって。産後、1カ月位したら飲めるようになりました」(42歳/岐阜県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「妊娠中、好物だったのに食べられなくなったもの」について聞いたところ、「特にない」が55.6%と半数を超える結果となった。食べられなくなった具体的な食べ物に関しては票が割れており、最多となったのは「果物」「魚介類」「揚げ物」で、ともに4.2%。4位が「甘味・お菓子類」で3.5%。5位は「カレー」と「肉類」で、各2.8%。7位は「梅干し」「ご飯」「コーヒー」で、ともに2.1%となった。「その他」は16.7%だった。

1位となった「果物」では、パイナップルを苦手とする意見があったほか、柑橘類の酸味がダメという声もあった。同じく「魚介類」では焼き魚のにおいや、あるいは刺身など生ものを受け付けない、とするコメントが見られた。「揚げ物」に関しては、その油っぽさや独特のにおいに拒否反応を示す声が多かった。

4位「甘味・お菓子類」では、チョコレートが食べられなくなった、とするコメントが目立つ。7位「梅干し」「ご飯」「コーヒー」もその独特の酸味であったり香気だったりが、妊婦にとっては不快なものとなってしまっているようだ。

ただし、これらの味覚の変化の大半は一時的なもので、「出産後も引き続き、苦手なまま」という意見は少数派だった。例外的に、出産後も相変わらず食べられないとするコメントには、「蕎麦が食べられなくなり、出産後もあまり食べられなくなった」「海藻類。わかめとか、出産後も食べられない」などがあった。

その他の回答としては、「納豆です。マヨネーズを混ぜると食べられるので妊娠中はそうしてました。今は普通に食べられます」「ポテトチップスなどスナック菓子。出産後は食べられるようになりました」「ミネラルウォーターが一時期飲めなくなったが、回復した」「コンビニ弁当。食べられるようになった」「ネギは大好きだったのに、一切ダメでした。出産したらまた食べられるようになりました」「生クリームは産前、食べられませんでした。産後授乳時は食べたくてしょうがなく……」などが寄せられている。

中には、「つわりのときは食事ぜんぶ。産後は食べた」「普通に食べてたもの、みんな」「食べられないものばかり。ほとんど食べられなくなったので、水分、塩分で過ごした」など、その辛さが偲ばれ、身につまされるコメントもあった。

調査時期: 2016年7月1日~2016年7月7日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 144人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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