エー・ピーカンパニーが運営する塚田農場はこのほど、年末年始特別コース「本気の水炊き」(5,500円・税別)の提供を開始した。
シンガポールでは"美人鍋"として提供
シンガポール店の「Tsukada Nojo」では、コラーゲンたっぷりのスープで野菜や海鮮、鶏肉などを煮込んで食べる"美人鍋"を提供している。今回は美人鍋を日本風にアレンジし、年末年始特別コース「本気の水炊き」として国内で提供開始。商品開発には試行錯誤を重ね、約1年をかけたという。
スープには、国内の肉用鶏全体の1%しか生産されていない「地鶏」から作ったコラーゲンたっぷりの「濃厚鶏白湯スープ」を使用。鍋いっぱいのコラーゲンを火にかけると、みるみるうちに溶け出し黄金色のスープに。
スープの中には、日本版だけのサプライズとして「チキンレッグ」が隠されている。チキンレッグは圧力をかけて炊いているため、骨まで食べられるのが特徴。ホロホロと口の中でほどけるような食感は、やみつきになる味わいだ。隠し味としてスープに入れた「ホタテの貝柱」は、味を引き締めるために一役買っているとのこと。
メニューを考案した、同社企画本部 第一商品企画開発部の川島直之氏は、「当社では、お客さまにとってうれしいことを提案し、味とサービスで感動してもらうことをスタッフ全員が心がけています。『本気の水炊き』は、最初の一口から最後の一口まで満足していただけるように、こだわって作りました」と熱く語る。
最後の一口まで罪悪感がない!
同社マーケティング部 広報の土田晃之氏によると、今年の鍋トレンドは「草鍋」。「以前からパクチーを使用した料理は女性を中心に人気を集めていますが、『本気の水炊き』はパクチーが苦手な方にも配慮したラインアップとなっています。中でもシャキシャキとした食感のレタスは、さっぱりと召し上がっていただけます」。
具材には、レタスや小松菜、豆苗(とうみょう)をはじめとする青野菜のほか、生つくね、えび、きのこ類など、全14種類を用意。地鶏を使った生つくねは、"ふわふわ食感"が楽しめる。
同店は、スタッフが客とコミュニケーションをとりながら鍋を調理してくれるのもポイント。青野菜以外の具材を入れたあとは、野菜しゃぶしゃぶの時間だ。生つくねをレタスで巻けば、"ロールレタス"の出来上がり。自分でしゃぶしゃぶする楽しみも、宴会の席を盛り上げてくれることだろう。
コク深いスープで具材を味わったあとは、甘みが特徴の生姜で作った「生姜醤」を入れると、味が一変し香り豊かに。生姜は、体を温める食材としても知られている。地鶏のコラーゲンやたんぱく質、野菜のビタミンや食物繊維、生姜と女性が喜ぶ要素をそろえたのが、日本版"美人鍋"だ。
鍋の〆は、ラーメンと春雨から選べる。春雨は、食べ過ぎたという罪悪感を覚えることなく、サラリと〆たいときにおすすめだ。スープがよく絡まった春雨に柚子胡椒(ゆずこしょう)を添えると、味の変化も楽しめる。
味へのこだわりとサービス精神にあふれた塚田農場で、冬の宴会を盛り上げるにふさわしい鍋メニューを楽しんでみてはいかがだろうか。