台湾Synologyは12月2日、HDDを12台まで内蔵できる12ベイNASサーバ「DiskStation DS3617xs」を発売した。店頭予想価格420,000円前後(税別)。

DiskStation DS3617xs

3.5インチ/2.5インチHDDを12台まで内蔵できる12ベイNASサーバ。最大容量は10TB×12の120TBで、オプションの拡張ユニット「DX1215」を増設することで、最大36ベイまで拡張できる。

ファイルシステムにはBtrfsを採用(EXT4にも対応)。すべてのユーザーアカウントと共有フォルダの割り当てを柔軟に制御できる。OSには「Disk Station Manager」を搭載。Windows ACLのサポートにより、細かいアクセスコントロールと効率的な設定が行える。

CPUにはIntel Xeon D-1527(2.2GHz)を、メモリにはECC対応のDDR4-2133 16GB(最大48GB)を搭載。AES-NIハードウェア暗号化エンジンで保存データを保護し、RAID構築にも対応する。構築できるRAIDモードは、RAID 0 / 1 / 5 / 6 / 10 / JBOD / Basic。ネットワークインタフェースは、リンクアグリゲーション&フェイルオーバーに対応したギガビット対応有線LAN×4基。転送速度はRAID 5構成で、リード最大2,358MB/sに達する。

外付けHDDなどを接続できるUSB 3.0ポート×2基を備え、冷却用に120mmファン×2基を内蔵。IPカメラの接続もサポートし、最大75台までのIPカメラを接続できる(無償ライセンス×2を含む)。最大ローカルユーザーアカウント数は16,000、最大同時接続数は2,048。

また、PCI Express 3.0 x8スロット×1基には、オプションのGigabit Ethernet対応ネットワークインタフェースカードを装着できる。本体サイズはW300×D340×H270mm、重量は9.8kg。