リニア・鉄道館(愛知県名古屋市)は12月7日から2017年2月27日まで、冬の期間限定イベント「知りたい! 鉄道のスゴイところ」を開催する。鉄道の安全がどのように守られているかについて、現役社員の解説や体験、映像などを通して学べる企画だ。

955形新幹線試験電車(300X)

過去のイベントの様子

期間中、列車を安全に運行するために欠かすことのできない鉄道信号の基本についてスタッフが紹介するガイドツアー「鉄道信号の秘密 ~列車を安全に運行するために~」を毎日実施。普段は立入りできない新幹線試験電車(300X)の車内も、期間中に限り毎日公開される。運転席に座るのは不可で、ハンドル・計器類などの運転台機器に触れることもできないが、最高速度443km/hを達成したときの様子を再現した運転台を間近に見学することができる。展示車両や鉄道ジオラマなどの見るべきポイントを案内する「みどころガイド」も毎日実施する。

1月21日から2月27日まで、通常はCG映像が流れる在来線シミュレーターを特別に運転室から撮影した実写映像に変更。所要時間は1回約10分で、1回100円の料金がかかる。この期間中の土休日には、シミュレーターの操作方法や運転操縦のコツをスタッフが解説する15分程度の「教室」も開催される。

2月11・12日には、新幹線電気設備を保守する現役社員が来場。「新幹線の設備を守る係員の24時間」と題し、1日の仕事を約30分間で紹介する。その他、期間中は0系・700系新幹線の運転台公開、クイズラリー、地元保育園児によるキッズコンサートなどの催しが行われる。