WhatzMoneyは12月2日、「12月実行分のローン金利状況」の調査結果を発表した。
12月の住宅ローン金利は、10年固定金利で主要73行中10行が金利を引き上げ。都市銀行やネット銀行の一部が金利を引き上げた。トランプ次期米大統領が打ち出す経済政策への期待から長期金利が上昇。日本の長期金利もその影響を受けて上昇したと考えられる。
一方、変動金利型の金利を引き上げた銀行は主要73行中2行のみという結果に。10年固定金利型と比べて、金利引き上げ行は少数にとどまった。
次に、主要73行の「10年固定金利型」と「変動金利型」の平均金利を調べた結果、「10年固定金利型」の平均金利は0.990%(前月比マイナス0.002%)、「変動金利型の平均金利」は0.939%(前月比マイナス0.001%)と、どちらも微減となった。
長期金利上昇の影響を受けやすい「フラット35の最低金利」については、借入期間20年以下のプランで1.030%(前月比プラス0.100%)、借入期間21年以上35年以下のプランで1.100%(前月比プラス0.070%)となり、いずれの借入期間のプランでも前月に比べ金利は上昇した。
主要銀行の全新規借り入れプランを見ると、12月の最低金利は前月と変わらず0.350%で、低金利の状況が続く結果となった。