PHP研究所はこのほど、梶本修身著『スッキリ! 体と脳の疲れが消える本』(600円・税別)を発売した。
同書の著者・梶本修身氏は、東京疲労・睡眠クリニック院長で医学博士。テレビ番組への出演も多く、ニンテンドーDS『アタマスキャン』をプログラムした「脳年齢」ブームの仕掛け人でもあるという。
梶本氏によると、世の中には疲れにまつわる『迷信』や『思い込み』が多いとのこと。疲労対策に有効とされている「運動でストレス解消」「栄養ドリンク」「イライラにはカルシウム」では疲れがとれないという。そのかわりに、抗疲労成分「イミダペプチド」や、脳疲労を軽減する「体にいい衝動」など、科学的根拠のある疲労回復法を紹介している。
そのほか、たまった疲労がひきおこす危険性についても解説。心身ともに疲れると、自律神経の機能低下やホルモンの代謝異常につながるという。また免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザにかかったり、糖尿病やがん発症のリスクが高まったりするとして、生活を見直すことが重要であると語っている。
同書では、日進月歩の疲労医学研究に基づいた最新情報に基づき、「疲れにくい生活」と「疲れたときの回復法」を提案。がんばりすぎて休むのが苦手な現代人に向け、「疲れから解放されて、人生を楽しんでほしい」というメッセージを発信している。