大鵬薬品工業は12月2日、「飲み会作法と仕事のスキル」に関する意識・実態調査の結果を発表した。調査は10月14日~17日、「今年も忘・新年会に参加する予定」と回答した20~40代の有職男性500名を対象にインターネットで行われた。
「(プライベート・仕事の場を問わず)忘年会・新年会で飲み過ぎて後悔した経験」があるか尋ねると、79%が「ある」と回答。さらに、「飲み過ぎた翌日、仕事に支障が出たことがある」と回答した人も63%という結果になった。
「二日酔いで翌日の午前中、仕事に集中できなかった」(42歳)など、つらい二日酔いの症状に悩む声のほか、「接待そっちのけで自分が酒宴を満喫してしまい、上司、お得意先に半人前扱いされた」(45歳)、「無礼講を盾に先輩に生意気な口を叩いてしまい、しばらくのあいだ口をきいてもらえなかった」(37歳)など飲み過ぎや無礼なふるまいで他人からの印象を下げてしまったというコメントが寄せられた。
実際にビジネスの場での「飲み会の席での失態」で仕事上の人間関係にも支障が出ると考える人は83%に上った。
「仕事ができる人」が行っているのを見たことがある作法を挙げてもらうと、1位「他人のグラスが空になったらすかさずお酒を注ぐ」(50%)、2位「席次など座席の位置に気を遣う」(40%)、3位に「料理などを取り分ける」「積極的に話題を提供する」(各36%)、5位 「目上の人からお酌を受ける時、グラスに両手を添える」(34%)、6位「翌日の御礼メール」「飲めなくても一度はお酒に口をつける」(各33%)となった。
反対に「仕事ができない人」が行っているのを見たことがある作法を聞くと、1位「お酒を飲み過ぎてしまう」(47%)、2位「他人のグラスが空になってもお酒を注がない」(37%)、3位「自分の自慢話ばかりする」(34%)、4位「決まった人としか話さない」(27%)、5位 「目上の人に「タメ口」を使っている」(26%)だった。