ジャガー・ランドローバーはこのほど、米国で開催された2016年ロサンゼルスオートショーにて、ジャガー初の電気自動車「I-PACE コンセプト」、ランドローバー新型「ディスカバリー」を公開したと発表した。
「I-PACE コンセプト」は、スーパーカーのような外観とスポーツカーのパフォーマンス、SUVのスペースを兼ね備えた5人乗りの電気自動車。市販車モデルの発表は2017年後半、発売は2018年となる予定だ。想定航続距離はNEDC(新欧州ドライビング・サイクル)で500km以上、EPA(米国環境保護庁)で220マイル以上を確保している。
ランドローバーの新型「ディスカバリー」は北米初公開となった。第5世代目となる新型「ディスカバリー」は、ランドローバーの強靭で安全、かつ軽量なフルサイズSUV構造により、高い快適性と適応性を実現している。
ジャガー・ランドローバーは、過去5年間で電気工学への投資を9,900万ポンド(約139億5,900万円)から3億100万ポンド(約424億4,100万円)へ約3倍に増額しており、2020年までにラインアップの半数を電化する計画としている。クリーンディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、BEV(バッテリー式電気自動車)、PHEV、MHEV(マイルド・ハイブリッド)のすべてを今後の製品戦略計画に盛り込むという。