女優の平愛梨が1日、東京・帝国ホテルで行われた「『現代用語の基礎知識』選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」の授賞式に登場。婚約者のサッカー日本代表・長友佑都選手とともに「(僕の)アモーレ」でトップ10に選ばれた平は、涙で言葉をつまらせながら、「2人で一緒にいただけた賞を大切にします」と力強く語った。
「アモーレ」は、長友選手が平との交際宣言をした際に発した、大切な人を呼ぶときの言葉。平は「長友さんに『アモーレ』と言っていただいて、周りの沢山の方から『アモーレ、アモーレ』と温かく声をかけていただきまして、遠距離(恋愛)の私はこの言葉に支えられました」と涙ながらに語った。
また、「私にとっては、とても大切な言葉。皆さんが『アモーレ』と沢山いろんなところで発してくださったおかげで、2人で一緒にいただけた賞を大切にします」と宣言した。
そして、司会の生島ヒロシに、長友選手へのメッセージを振られると、「勝負をする方なので、こんな私なんですけど、末永くよろしくお願いします」と述べ、会場からは大きな拍手が。イタリアリーグで活躍中の長友選手は、今月末に帰国予定だといい、結婚については「その時にお伝えできればなと思っています」と予告し、最後に記者から求められ、笑顔で「アモーレ!」と言って会場を去った。
なお、欠席した長友選手もメッセージを寄せ、「大切な人に向けた言葉が日本の多くの人に使っていただき、今回の賞をいただいたことを心からうれしく思います。僕自身がすごく好きな言葉なので、もっと多くの人に使ってもらえるとうれしいです」と喜びを示した。
こうしてさわやかな言葉が受賞した一方で、今回は「ゲス不倫」もトップ10入り。受賞した週刊文春編集部から、張り込み担当記者が"ふみはる"と名乗る覆面姿で登壇し、「本来ならば取材対象者でありますベッキーさんですとか、宮崎前衆議院議員がもらう賞だと思うんですけど、代表していただきます」とあいさつした。
司会の生島は「ベッキーの所属するサンミュージックの社長に電話して、ぜひとも来てほしいと言ったんですけど…」と依頼したものの実現せず。"ふみはる"は「一緒に受賞したかったです」と残念がったが、生島に「殴られるんじゃないでしょうか」と言われてしまった。
今年の同賞は、年間大賞が「神ってる」で、広島カープの緒方孝市監督と鈴木誠也選手が受賞。この他トップ10には「ゲス不倫」(受賞者:週刊文春編集部)、「聖地巡礼」(ディップ株式会社)、「トランプ現象」(受賞者なし)、「PPAP」(ピコ太郎)、「保育園落ちた死ね」(山尾志桜里衆院議員)、「(僕の)アモーレ」(長友佑都選手・平愛梨)、「ポケモンGO」(株式会社ナイアンテック・株式会社ポケモン)、「マイナス金利」(日本銀行)、「盛り土」(受賞者辞退)が選ばれた。