初産に際しては誰しも、これまで体験したことのない初めての経験なだけに、さまざまな不安に襲われるものだろう。それでは第二子以後では、妊娠はより楽に感じられるものなのだろうか。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員300人に「初産に比べて第二子以後の妊娠は楽だったか」を聞いてみた。

Q.初産に比べて第二子以後の妊娠は楽でしたか

Q.初産に比べて第二子以後の妊娠は楽でしたか

はい 50.7%
いいえ 49.3%

Q.そう感じた理由・エピソードを教えてください

■「はい」の理由・エピソード

■既に経験をしているので、余裕があった

・「妊娠の大変さが第二子の時には分かっていたので、楽にする方法を実践できたから」(29歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「第一子の時に既に経験済みで精神的な余裕があり、経産婦は産道が開くのに時間が比較的かからないため」(64歳/滋賀県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「身体の変化にも慣れてるので、体調管理がしやすかった」(45歳/青森県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「一通り経験済みなので、神経質にならず、とにかく気が楽でした」(40歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ひとり目で大体流れが分かったので、ふたり目の時は心に余裕があった」(52歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「臨月の過ごし方や陣痛の痛みに対してなど、何かと冷静に対処できた」(40歳/埼玉県/インターネット関連/クリエイティブ関連/個人事業主・会社役員)
・「ふたり目なので、ある程度慣れていたことが大きかったのかも? あっという間にお腹は大きくなりましたが、上の子がいるので運動も適宜でき、生活のリズムも安定していました」(50歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「勝手が分かるのはいいと思った。反面、妊娠中できついのに、上の子がだだをこねるのは参った」(46歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/その他)

■つわりが軽かった

・「つわりが全然軽く済んだのでとても楽だった上に、2回目ということもあり体重増加が理想であったため、うむまでいろいろな数値が安定しており、楽に過ごせた」(48歳/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「慣れていたので、つわりも陣痛も楽な方だったと思います」(33歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「仕事も辞めていたし、上の子がいたけどつわりも比較的楽だったので」(45歳/栃木県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「上の子は妊娠中、吐くまではいきませんが十月十日、常につわっていた感じがします。特に歯磨きがキツかったです」(54歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/フリーター)

■ひとり目が大変だったので、比較すると楽

・「第一子は出産まで不安でしかたなく、精神的にも余裕がなかった。慎重になりすぎて、あまり動かなかったのがよくなかったかもしれない」(50歳/東京都/サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「最初の妊娠は、双子でした。切迫早産で早くから入院することになり、出産までほとんどベッドで過ごす状態でした。とにかく無事にうまれてくれるか、とても心配しました。それから8年後に2回目の妊娠となりました。双子の時より気持ちも落ち着いていたし、何より体調もよく、お腹の子も順調に育ってくれました」(50歳/山梨県/フードビジネス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「初産は妊娠初期から数カ月入院しての出産な上に、6時間苦しんで出産した。ベッドまでストレッチャー移動してもらい大仕事を終えて爆睡。産後は母子共に感染症で退院が長引き、退院してからも体調がすぐれなかった。それに対して、後の出産は笑えるぐらい軽過ぎて、産後数分後にはジュースを買いに自販機までスタスタ歩き回ってた」(47歳/東京都/百貨店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

■自然/計画通りに妊娠した

・「つくろうと思った時に、すぐにできたから」(50歳/群馬県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「特に第2子がほしいと気にすることなく、自然に妊娠した」(46歳/千葉県/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「『そろそろふたり目がほしいね、つくろうか』と試してすぐにできてくれたから」(39歳/鳥取県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)

■特に苦労はなかった

・「どちらかといえば楽かな、くらい」(42歳/滋賀県/家電・AV機器/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自然に任せた」(48歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「初産も楽だったので」(41歳/群馬県/繊維/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「初産に比べて第二子以後の妊娠は楽でしたか」と聞いたところ、「はい」は50.7%、「いいえ」は49.3%で、ほぼ拮抗した結果となった。

「はい」とする理由としては、「既に経験をしているので、余裕があった」が最多で42.1%、続いて「つわり/陣痛が軽かった」が14.5%、3位「スムーズだった/時間が短かった」は11.8%となった。以下、4位「ひとり目が大変だったので、比較すると楽」(7.9%)、5位「計画通りに/自然に妊娠した」(6.6%)、6位「特に苦労はなかった」(4.6)となった。「その他」は6.6%、「特になし」は5.9%だった。

「初産に比べて第二子以後の妊娠は楽だった」とする理由としては、やはり「第一子の出産の経験が役に立った」というものが多かった。「一度経験しているから、不安が少なかった」「経験があるので、週が進むごとに冷静に対応することができた」「用意するものや陣痛の過程などに慣れていたため、あわてなかった」など、妊娠の流れが分かっていることが、肉体面や精神面の大きな支えになっているようだ。

2回目以降の妊娠ともなると、「つわりが軽かった」とする声も目立った。「ひとり目のつわりもほとんどなく、ふたり目は全くなかった」「ひとり目と違い、つわりが安定期からはだいぶ楽になった」「陣痛も軽く感じた」など慣れもあってか、つわりや陣痛も比較的冷静に対処できている様子がうかがえる。

「ひとり目が大変だったので、比較すると楽」する意見もある。初産の苦しみが大きかったが故に、それに比べればまだしも、ということだろうか。また、「特に苦労はなかった」とする意見では、初産の時にもさほどの苦しみはなかったという声が聞かれた。

その他の意見では、「上の子の育児をしなければならないので、妊娠だけに集中しなくてすむ。気がまぎれる」「2歳の子どもがいたので、出産前日まで公園で滑り台などで遊んでいた」「上の子どもが楽しみにしてくれて、一層お腹が大切だという気持ちになった」など、上の子どもの存在が支えになったとのコメントが印象的だった。

調査時期: 2016年10月26日~2016年11月4日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません