電通総研は24日、「話題・注目商品2016」レポートにおいて「生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング」を発表した。1位にスマホアプリ『ポケモンGO』、2位は未だに興行成績を伸ばしている劇場アニメ『君の名は。』。続いて「リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピック」「広島東洋カープ セ・リーグ優勝」と並ぶ中、9位には「ハロウィン」がランクイン。より一般化したイベントとなっているようだ。
川崎や渋谷など、日本版ハロウィンの聖地となっている地域の中でも特殊なハロウィンとして発展しているのが、池袋で開催されている「池袋ハロウィンコスプレフェス」だ。ほかのイベントに比べて本気度の高いコスプレが多く、一見したところディープなものと思われがちだが、有料ではあるものの更衣室や荷物置き場が用意されており、衣装に関するトラブルに対応する「コスプレドック」もあるなどコスプレイヤー目線のサービスが充実しており、実はもっとも初心者も参加しやすいコスプレイベントとなっている。
街なかでは、一般の来場者がコスプレイヤーと一緒に撮影する場面も多く見られた。特に子どもからの人気も高く、コスプレイヤーも積極的に撮影に応じていた。一般客とコスプレイヤーの交流の場となることによって、コスプレ文化の理解を深めることにも一役買っている印象を受けた。撮影対応をはじめとした意識やマナーの高さも同イベントの特徴といえるだろう。
来場者数も約9万人、うちコスプレ参加者約1万7千人と順調に数を伸ばしている。一方で、更衣室までの混雑緩和、コスプレイヤーと撮影者のあいだに入ってケアするスタッフの数など、今後さらにイベントが拡大していくためにクリアすべき課題もある。だが、いまや文化と化しているコスプレにとって、ハロウィンという一般に開かれた場所で行われる同イベントの意義は大きい。
当日は街を舞台にしたイベントということもあり、大人数での組み合わせによるコスプレイヤーさんたちも多く見られた。『ラブライブ!』や『メタルギアソリッド』をはじめ、注目を集めていたレイヤーさんたちを紹介する。
最後に、2度にわたってお送りしてきた美人コスプレイヤー特集をまとめて公開。完成度の高いなりきりぶりに脱帽だ。