日経BPコンサルティングは11月30日、「大学ブランド・イメージ調査 2016-2017 近畿編」の結果を発表した。近畿編の対象大学は主要66校、調査期間は2016年8月1~31日、有効回答はビジネスパーソン4,291人。

上昇率1位は同志社大

近畿地方の主要大学における「大学ブランド力」ランキングの結果、京都大学(国立/大学ブランド力偏差値90.2ポイント)が8年連続の1位を獲得。以下、2位は大阪大学(国立/同75.7ポイント)、3位は同志社大学(私立/同71.3ポイント)で、トップ3は8年連続で同順位となった。

4位は近畿大学(私立/同69.8ポイント)、5位は立命館大学(私立/同65.6ポイント)だった。

大学種別に見ると、国立大学1位は京都大学、私立大学1位は同志社大学、公立大学1位は大阪市立大学(全体9位/同55.6ポイント)だった。

【近畿編】大学ブランド力ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP20

昨年と比較すると、大学ブランド力上昇率1位は同志社大学(私立)で3.3ポイントアップ。2位は京都外国語大学(私立/2.4ポイント増)、3位は近畿大学と佛教大学(私立/各2.3ポイント増)となった。

大学ブランド力上昇率ランキング

大学に関する49項目のイメージについて、それぞれの大学の得票率をみると、「いま注目されている、旬である」では近畿大学(私立)の回答割合が4割を超え、3年連続の首位を獲得。同社は「継続したコミュニケーション活動が広く伝わっているだけでなく、受け手の記憶に残る情報発信をし続けていると言える」と分析している。

このほか、「地域社会・文化に貢献している」では和歌山大学(国立)が、「誠実である、正直である」では奈良女子大学(国立)がそれぞれ1位を獲得した。

49項目別ランキング

同調査は、全国9地域455大学(医科大学、体育大学、短期大学などは除く)について、各大学の認知やイメージなど49項目を測定し、それらをまとめた大学ブランド力を算出してランキング化したもの。