クリニカル・トライアルが運営するがん情報サイト「オンコロ」はこのほど、「がんの臨床試験に関する意識調査」の調査結果を発表した。同調査は5月10日~6月9日、医師・看護師・薬剤師・がん患者・がん患者家族など2,012名を対象にインターネットで実施したもの。
臨床試験(治験)は必要だと思うか尋ねたところ、全体で95.9%が「必要」と回答した。特に、医療提供側である「医師」(80.6%)、「薬剤師」(81.6%)、「製薬企業勤務」(86.6%)では「とてもそう思う」という回答率が高かった。
臨床試験は治療選択肢の一つであると思うかという問いには、医療提供側である「医師」(41.7%)、「薬剤師」(39.5%)、「製薬企業勤務」(40.3%)、「CRO」(48.8%)、「CRC」(41.8%)は「とてもそう思う」という回答が多かった。がん患者・がん患者の家族・看護師が「とてもそう思う」とした割合は約20%となっている。
自身ががんに罹患(りかん)した場合、臨床試験(治験)の情報を欲しいと思うか尋ねたところ、全体では「とてもそう思う+そう思う」(85.9%)が「そう思わない+全くそう思わない」(2.9%)を大きく上回った。