ピジョンはこのほど、子育て経験のある160人を対象に実施した「鉄道の駅でのベビーカー利用に関するアンケート」の結果を発表。同調査は2016年11月、同社ウェブサイト「ピジョンインフォ」で実施された。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せて、鉄道の駅を利用したことがあるか尋ねたところ、63.1%が「ある」、36.9%が「ない」と回答した。
駅でベビーカーを利用した際に困ったことを聞くと、最も多い回答は「エレベーターの場所がわからない」(75.2%)だった。2位は「階段だけしかなくて困ったことがある」(72.3%)、3位は「ベビーカーを乗せられるスペースのある車両がどこに止まるのかわからない」(53.5%)となっている。
具体的に困ったエピソードを挙げてもらったところ、「エレベーターはあるものの小さいので長蛇の列に。下に降りるのに15分くらいかかった」「ベビーカーをたたまずにのれる車両がわかりにくい。車両との溝が広く怖い」「エレベーターがみつからず探し回ってすごい距離を歩いてものすごく疲れた」などのコメントが寄せられた。
駅に階段しかなかった人はベビーカーを持って階段を上ったという。「エレベーターがないため、ベビーカーから子供を抱っこしながらおろし、ベビーカーをたたみ、重いマザーバッグを肩にかけ、子供を抱き、もう片方の手でベビーカーを持って階段を上がった」というエピソードもあった。