LCCのバニラエアは11月29日より、同社公式ウェブサイトからシンガポール・チャンギ国際空港を拠点とする中長距離LCC、スクートの路線網へのワンストップ予約を開始した。

「ワンストップ予約」でスクートとの乗継予約がバニラエアのサイト上で完結

同サービスはアジア太平洋地域の大手LCC8社(セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア、バニラエア)により2016年5月に設立されたLCC間のアライアンス「バリューアライアンス」がエア・ブラック・ボックス社のシステムを通じて実現したもの。同アライアンスではアジア太平洋地域の160以上の就航地をカバーし、バニラエアと加盟航空会社間のシステム連携は今回が初となる。

今後、バニラエアのウェブサイト上で台北(桃園)もしくは成田乗り継ぎのシンガポール行き航空券や、シンガポールからスクートが就航している3カ国6都市(オーストラリア: ゴールドコースト、メルボルン、パース、シドニー)、サウジアラビア(ジェッダ)、タイ: ドンムアン)への乗り継ぎ航空券、また、座席指定・追加手荷物などの付帯サービスの同時購入ができるようになる。購入可能となるのは12月5日からの搭乗分で、片道予約および発着地が同一の往復予約の最大6区間の旅程の予約に対応する。

同アライアンスでは、通常LCCでは保証していない航空会社間の乗り継ぎについても利便性が向上。航空会社の事情で乗り継ぎができない場合、予約している加盟航空会社の空席のある次便へ、無償振替をする。