東京メトロは25日、大みそかから元旦にかけて全線で終夜運転を実施すると発表した。この年末年始は12月30日から1月3日まで、各路線で土曜日・休日ダイヤでの運転となる。「年末年始の各種イベントや『初日の出』の見物、初詣等にお出かけの際は、東京メトロをご利用ください」とのこと。
大みそか深夜の終電以降、元日早朝にかけて東京メトロ全線で終夜運転を実施する。銀座線は浅草~上野間7分間隔、上野~渋谷間15分間隔で運転され、他の路線はいずれも30分間隔で運転。丸ノ内線は池袋~荻窪間と中野坂上~方南町間にて、それぞれ30分間隔で終夜運転を行うほか、池袋~銀座間で深夜1~2時台に2往復運転される。
有楽町線の終夜運転は和光市~新木場間で30分間隔、副都心線の終夜運転は小竹向原~渋谷間で30分間隔で実施され、ともに西武有楽町線・池袋線と東武東上線への直通運転は行わない。副都心線から東急東横線・みなとみらい線への直通運転は実施される。
半蔵門線は渋谷~押上間にて30分間隔で終夜運転を行い、一部列車は東急田園都市線へ直通運転。日比谷線は北千住~中目黒間で30分間隔で終夜運転を実施する。半蔵門線・日比谷線ともに東武スカイツリーラインへの直通運転は行わない。東西線は中野~西船橋間にて30分間隔で終夜運転を行い、JR線・東葉高速鉄道線への直通運転は実施しない。
南北線は目黒~赤羽岩淵間にて30分間隔で終夜運転を実施。東急目黒線への直通運転は行わないが、埼玉高速鉄道への直通運転は一部列車で実施する。埼玉高速鉄道も大みそか深夜から元日早朝にかけて、赤羽岩淵~浦和美園間で上下各6本増発(すべて東京メトロ南北線へ直通)し、終電を約2時間繰り下げ、初電を約50分繰り上げると発表している。
千代田線は北綾瀬~綾瀬間と綾瀬~代々木上原間にて、それぞれ30分間隔で終夜運転を実施。一部列車は綾瀬駅からJR線へ直通運転を行う。千代田線から小田急線への直通運転は臨時特急ロマンスカー「メトロニューイヤー号」のみとなる。
元日早朝に運転される「メトロニューイヤー号」は、小田急電鉄のロマンスカーMSE(60000形)を使用し、千代田線北千住駅を4時14分に発車。大手町駅、霞ケ関駅、表参道駅に停車して小田急線に入り、片瀬江ノ島駅には5時51分に到着する。千代田線内の「メトロニューイヤー号」停車駅では、12月1日10時から同列車の特急券を購入可能。他に小田急線各駅や小田急トラベル各営業所などでも発売される。