経済産業省 資源エネルギー庁が11月24日に発表した石油価格調査(11月21日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円安い125.8円となり、2週連続で値下がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

来週は小幅な値上がりを予想

石油情報センターは「原油価格の値下がりを受けて、一部石油元売り会社が卸価格を引き下げたことが小売価格に反映された」と分析。来週の価格動向については「原油価格が値上がりに転じたことと為替の円安進行で原油の調達コストが値上がりしており、それを受けて石油元売り大手5社共に卸価格を引き上げることから、小幅な値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、5都県で値上がり、4県で横ばい、38道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の135.3円(前週134.9円)で、以下、鹿児島県の133.1円(同133.5円)、佐賀県の130.5円(同130.5円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の120.9円(同120.8円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.5円安い136.6円と、2週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も同0.2円安い104.9円と、7週ぶりに値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週から2円高い1,188円と、6週連続で値上がりした。