JR東日本横浜支社は24日、横浜線町田駅での「スマートホームドア」の試行開始日を2016年12月17日と発表した。JR東日本メカトロニクスが開発した「スマートホームドア」は、従来より開口部が広く、低コストで工期短縮可能なホームドアだという。
横浜線町田駅の下り4番線ホームの東神奈川方先頭車1両分の「スマートホームドア」を整備し、12月17日初電から試行開始。その後、2017年3月に八王子方先頭車2扉を除く1編成分(160m程度)のホームドアを整備し、同年夏に八王子方先頭車2扉のホームドアも新設するという。従来のホームドア導入と並行して、「スマートホームドア」を試行導入し、今後の展開に向けた検証を進めていく。
「スマートホームドア」は高さ1,100mm、開口幅2,800mmで、列車の停止位置の許容範囲を広げるため、従来より開口部の幅を広げている。扉部は横向きのフレーム構造で左右にスライドする。従来のホームドアと同等の強度を確保しつつ、機器の軽量化や支持案内機構の簡素化を図り、シンプルな下部構造とした点も特徴となっている。