JR九州ウォーキング「今しか歩けない!! 鹿児島本線仮線高架ウォーク」が折尾駅にて12月23日に開催される。鹿児島本線と福北ゆたか線・若松線(筑豊本線)が接続する折尾駅では現在、連続立体交差事業(事業期間は2022年度まで)が進められており、2017年1月に鹿児島本線の線路を切り替え、新ホームを供用開始する予定だ。
連続立体交差事業は折尾駅周辺の筑豊本線(若松線・福北ゆたか線)と黒崎方面への短絡線(福北ゆたか線が使用)を移設し、鹿児島本線と並行する構造とした上で高架化するもので、先行して鹿児島本線を高架の仮線に切り替える。
この仮線は将来的に短絡線となり、黒崎方面から直方方面へ向かう福北ゆたか線の列車が使用する予定。現在の鹿児島本線跡地に新たな高架橋が建設され、鹿児島本線が新線で運行開始した後、短絡線も新線に切り替えられる。最終的に折尾駅は4面7線の高架駅(短絡線・鹿児島本線3面5線、筑豊本線若松方面1面2線)となり、福北ゆたか線上り列車(黒崎方面)と鹿児島本線下り列車(博多方面)が同一ホーム上で乗換え可能になるという。
来年1月の鹿児島本線新ホーム供用開始に先立ち、12月23日に開催されるJR九州ウォーキング「今しか歩けない!! 鹿児島本線仮線高架ウォーク」は参加料無料・事前申込不要。当日9~12時に折尾駅北口のスタート受付場所に行くことで参加できる。折尾駅北口をスタートした後、往復約1kmの折尾駅高架レールウォークを含むコース行程となっており、折尾愛真学園がゴール(ゴール受付時間は15時まで)に。地元のイベント「おいでよ! オリオ」も同日開催される。
高架線路上に足もとの不安定な箇所もあることから、「歩きやすい靴で参加をお願いします」「安全のため、レールウォーク中はヘルメットを着用していただきます」とJR九州。今年最後のJR九州ウォーキング開催となり、特別編としてポイントが2倍になるとのこと。「高架ホームから見える現鹿児島本線と筑豊本線との立体交差は今回が見納めとなります。皆さまのご参加をお待ちしております」と同社は発表している。