プジョー・シトロエン・ジャポンは21日、シトロエンの人気MPV「C4 ピカソ」にPSAグループ最新のクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」を搭載し、来春から販売開始すると発表した。同時にフェイスリフトを実施し、最新の運転支援技術も搭載する。
「BlueHDi」は、ディーゼルエンジンの開発に長い歴史を持つPSAグループの集大成ともいうべきエンジン。すでに2013年9月からグローバルで累計生産100万台を突破し、日本市場ではシトロエン「C4」「DS 4」、プジョー「308」「508」など3ブランド全5モデルに搭載され、好評を得ている。
今回、「C4 ピカソ」に搭載されたのは、専用に最適化された2.0リットルの150PSバージョンの「BlueHDi」。アイシンとの共同開発による6速オートマチックトランスミッション「EAT6」と組み合わせ、燃費は18.0km/リットルとなっている。これに合わせて、外観や装備面もよりプレミアムなミニバンとして大幅改良される。外観は5シーターと7シーターのフロントマスクを共通化し、ヘッドライト周辺にブラックのフレームを入れ、より引き締まった表情へとフェイスリフトされる。
装備面では、PSAグループ最新の運転支援技術を多数搭載。アクティブセーフティブレーキ、アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターなどを標準装備した。価格は5シーターの「C4 ピカソ SHINE BlueHDi」が372万円、7シーターの「グランド C4 ピカソ SHINE BlueHDi」が380万円(ともに税込)。