映画『orange -未来-』の公開記念舞台あいさつが19日、東京都・TOHOシネマズ新宿にて開催された。当日は、出演キャストの6名が作品についての感想やアフレコ現場の模様などを語り、会場に集まった500名近くの作品ファンを楽しませた。上映前に行われた劇場内の模様をキャストのコメントとともに一挙紹介。
舞台あいさつスタートとともにステージにキャストの高宮菜穂役の花澤香菜、成瀬翔役の山下誠一郎、須和弘人役の古川慎、村坂あずさ役の高森奈津美、茅野貴子役の衣川里佳、萩田朔役の興津和幸の6名が登壇した。
キャストメンバーはテレビアニメ本編と劇場版のストーリーに対する心境などを告白し、ファンの映画に対する期待値を上昇させる。劇場版は、古川が演じる須和弘人が主軸のストーリー。テレビシリーズでは描かれなかった展開になっており、ファンだけでなく、キャストたちにとっても作品の深みを楽しめる内容となっている。原作を読んでいる読者も、映画から作品を知った人も、どの視点からでも作品の魅力を堪能することができる。
舞台あいさつ時に花澤は「人の関わりが大切だとか、いろいろなことを考えさせられる作品だと思います」と作品の良さを感じてほしいと話し、より多くの人に作品の名前を広めてほしいとコメントした。
テレビシリーズでの登場人物たちが、映画ではどのように行動するのか。また、心境の変化や関係性についても各々の意見を述べて、物語以外の見どころも紹介した。作品に込められたメッセージが何なのか、そして、出演キャストが伝えたかったことはどのようなことだったのか。映画を見る際は、出演キャストの心情を意識してみると、新しい発見につながるかもしれない。
本作は、主人公の高宮菜穂の元に届いた"手紙"からはじまる。差出人はなんと、10年後の自分。その手紙に書かれている事柄が現実でも起こりはじめ、未来に発生する出来事が書かれていると知った菜穂だった。菜穂の手紙を中心に繰り広げる、青春SFストーリーに注目したい。
映画『orange –未来-』は11月18日より2週間限定で全国公開中。