東京メトロ銀座線渋谷駅とJR東海道線品川駅で19~20日にかけて線路切替工事が実施される。これにともない、東京メトロ銀座線は両日ともに溜池山王~青山一丁目間・表参道~渋谷間で終日運休に。品川駅周辺のJR線は19日午前中から20日朝にかけて、上野東京ラインを中心に列車の運休や始発駅・終着駅の変更などが発生する。
東京メトロ銀座線渋谷駅は現在の位置より表参道方面へ約130m移設される予定で、新しいホームを築造するスペースを確保するため、現在の線路を南側へ移す工事が進められている。11月5~6日の工事で渋谷駅の降車ホーム側の線路が移設され、11月19~20日の工事でもう一方の線路も南側へ移設されることになっている。
この線路切替工事の影響で、東京メトロ銀座線は19~20日も一部区間が終日運休となり、浅草~溜池山王間で日中約3分間隔、青山一丁目~表参道間で日中約12分間隔で折返し運転が実施される。工事期間中、渋谷~永田町(赤坂見附)間で銀座線と並行する半蔵門線をはじめ、東京メトロ・都営地下鉄全線などで振替輸送を終日実施するとのこと。なお、諸事情により工事中止となった場合、11月26~27日に変更となる。
品川駅工事で上野東京ラインに影響、山手線・京浜東北線は通常運転
JR東海道線品川駅の線路切替工事は19日10時20分頃から20日6時20分頃まで、約20時間かけて実施される予定。山手線・京浜東北線に並行している現在の東海道線上り本線が車両基地側の新線へ切り替えられ、これにともない品川駅5番線は使用停止となる。代わって品川駅6・7番線が使用開始される。
工事が始まる19日10時20分以降、常磐線から上野東京ラインへの直通列車は特急「ひたち」「ときわ」も含め、すべて上野駅発着となり、上野~品川間は運休に。宇都宮線・高崎線からの直通列車は14時20分頃まで通常運転を行った後、東京駅発着となり、東京~品川間は終電まで運休となる。東海道線も14時20分頃から品川駅で折返しとなり、東京行の上り特急「スーパービュー踊り子」「踊り子」は品川行、同日夜の寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」は品川発に変更される。
20日朝は6時20分頃まで東海道線東京~横浜間で運休。東海道線下りは横浜駅5時48分発の列車まで横浜駅始発となるほか、「一部列車は東京~品川間を運休し、品川駅より横須賀線の線路を使用し運転(武蔵小杉駅停車)」するとのこと。早朝の高崎線への直通列車は東京発に変更され、宇都宮線への直通列車から通常運転に戻る予定となっている。
なお、品川駅に停車する山手線・京浜東北線は19・20日ともに通常運転。湘南新宿ライン・横須賀線もおおむね通常運転だが、19日の横須賀線品川行終電は大崎行、20日の横須賀線品川発初電は大崎発にそれぞれ変更される。諸事情により品川駅の線路切替工事を実施できなかった場合は2017年1月21~22日に延期される。