全米初登場No.1となった映画『ガール・オン・ザ・トレイン』(11月18日公開)で、女優エミリー・ブラント演じる主人公レイチェルの緊迫の本編映像がこのほど、公開された。
本作は、50カ国で累計1,500万部のベストセラーとなったミステリー小説『The Girl On The Train』を映画化し、全米初登場1位を記録した話題作。夫と離婚し、傷心の日々を過ごす主人公レイチェル(エミリー・ブラント)の唯一の慰めは、通勤電車の窓から"理想の夫婦"の姿をのぞき見ること。その"理想の妻"メガン(ヘイリー・ベネット)が突如失踪し、さらに事件が起きた間のレイチェルの記憶が失われていたことから、物語が展開していく。
このたび公開されたのは、レイチェルが愛する夫と離婚する原因となったある出来事について精神科医に告白するシーン。その過去の出来事が原因で精神的に問題を抱え、しばしば自身の記憶を無くしているのだが、劇中でも記憶がないことによって容疑者として殺人事件へと巻き込まれてしまい、ついには自分自身を犯人だと疑ってしまうほどに追い詰められていく。
精神的に追い詰められていく主人公を迫真の演技で演じきったエミリーは、本作の脚本を「レイチェルの持つ激しさが表現されている」と評し、「ストーリーが不明瞭な感じで描かれているのも素晴らしいわ。見えていると思ったことが実は見えていなかったり、覚えていると思ったことを覚えていなかったり…こういった要素の間にある曖昧な境界線がどう表現されるのかも興味深かった」と絶賛。また、「原作も脚本も、傷ついている女性たちを明瞭に描いている点が素晴らしいと思った。多くの映画に登場する女性は男性の理想像でしかないから、すごく珍しいことよ。この作品はそういった点でリアルだった」と明かしている。