本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは17日、ロングビーチで開催される「ロングビーチショー(IMS Long Beach)」(一般公開は11月18~20日)に先駆け、新型のクルーザーモデル「Rebel 500」「Rebel 300」を発表した。
「Rebel(レブル)」シリーズは、デザインコンセプトを「SIMPLE」「RAW(未加工の素材)」として、おもに北米において1980~1990年代に生まれた「ジェネレーションY」と呼ばれる世代向けに開発したモデル。体格差や経験差、さまざまな使い勝手に対応できるように、同一の車体にて排気量の異なるエンジンを搭載可能とし、感性を刺激するスタイリングといつでも気軽に楽しめるサイズ感のモーターサイクルをめざした。
「Rebel 500」は、アイコニックなフューエルタンク、くびれのあるナロースタイルのフレームボディー、マット&ブラックアウトに徹したパーツによって、タフでCOOLなイメージを表現。前後タイヤはファット&ワイドサイズ(フロント130/90-16、リア150/80-16)を採用し、ナロースタイルの車体と相反する存在感を演出した。
エンジンは471ccのDOHC直列2気筒を搭載し、吸排気・FIのセッティングを最適化することで、パルスフィールとスロットルを開ける楽しみを表現している。「Rebel 300」は「Rebel 500」と基本的なプラットフォームを共通とし、吸排気系・FIのセッティングを最適化した286ccのDOHC単気筒エンジンを搭載する。両車種ともにオプションのキットを装備することで、パッセンジャーシートの装着を可能とした仕様とした。
なお、日本国内では「Rebel 500」および「Rebel 250」としての発売を計画している。