日本通信販売協会(略称:JADMA)は11月17日、「ジャドマ県民通販大調査」の結果を発表した。調査は9月9日~13日、直近1年で通販を利用したことがある全国の20~60代の男女1万名を対象に、インターネットで行われた。
通販の年間利用額1位は東京
全国47都道府県ごとの通販利用の実態を探るため、「1年間の通信販売利用額」を調べた結果、「東京」が1位に。その利用額は11万4,025円で、全国平均額(8万8,379円)の約1.3倍となった。以降、「千葉」(10万9,750円)、「宮城」(10万7,188円)、「京都」(10万6,125円)、「埼玉」(10万4,792円)と続き、上位には首都圏が多くランクインする結果となった。
一方、最も利用額が少なかったのは「石川」で、7万488円という結果に。1位の東京と4万円以上の差が見られた。
沖縄はスマホ、北海道はPCで通販
調査によると、スマホをメインにネット通販を利用している「スマホで通販派」の割合は、全国平均で28.0%。都道府県別に見ると、「スマホで通販県」の1位は「沖縄」(44.5%)で約半数を占める結果に。以降、「佐賀」(43.1%)、「宮崎」(41.3%)、「長崎」(39.8%)と続き、九州・沖縄地方が上位に並んだ。
一方、PCをメインに利用している「PCで通販派」は、全国平均で68.0%。1位の「北海道」は82.7%と高い数値を示した。以降、「愛知」(79.4%)、「埼玉」(78.9%)、「兵庫」(77.6%)、「神奈川」(76.9%)となった。
また、北海道でのスマホ派は14.8%にとどまり47位、逆に沖縄のPC派は51.8%と47位となり、利用率の高いデバイスがはっきり分かれる結果に。
通販でのギフト経験率、46.4%
次に、通販での「ギフト経験」について調査を実施。その結果、「この1年間に通販でギフトを贈りましたか?」という問いに、46.4%が「贈った」と回答した。都道府県別に見ると、「通販でギフト県」では「三重」(52.5%)が1位に。次いで、「栃木」「奈良」「兵庫」が同率2位となった。
また、「どのようなイベントの時に通販ギフトを贈ったのか」を聞くと、「誕生日」「母の日・父の日」「お歳暮・お中元」が上位となり、さまざまなイベントで通販ギフトを積極的に利用していることが伺えた。