ジャストシステムは11月16日、「位置情報アプリに関する実態調査」の結果を発表。調査は2016年11月10日から4日間、情報サイト「Marketing Research Camp」にて、ジャストシステムの「Fastask(ファストアスク)」を使用して行われた。対象となったのはスマートフォンを所有する10代~50代の男女1,106名。
調査によると、利用する位置情報アプリで一番多いのがゲームアプリの50.9%。そして、有効回答の半数以上(52.7%)が、直近半年間で位置情報を利用したゲームアプリの利用頻度が増えたという。
また、調査は社会的に話題となった位置情報を利用したゲームアプリ「ポケモンGO」についても及んだ。ポケモンGOが配信された2016年7月と11月現在のいずれも、ポケモンGOを一番多く利用しているのは20代。配信直後の7月時点では、回答者の60.7%が利用していた。ただし、11月現在の利用者は29.9%と急激に落ち込んでいる。
一方で、ポケモンGOの利用者数が一番少なかったのは30代。7月時点で25.5%だったが、11月でも23%で、あまり数字の変化が見られない。ちなみに、調査対象全体で「以前は利用していたが、今は利用していない」と答えたのは31.4%となった。
ポケモンGOをやめた理由の約半数が「つまらない(53.3%)」を挙げ、「バッテリーの消費がはげしすぎる(40.9%)」も大きい。反対に、ポケモンGOを続けているユーザーの多くは、その理由を「ほしいポケモンをまだ手に入れていない(41.6%)」からとなった。
また、ポケモンGOを利用している人を対象に「イベント」についての調査も行われた。10月末のハロウィンイベントでは「期間中にプレイ頻度が増えた」と答えたユーザーは68.5%(あてはまる36.5%・ややあてはまる32%)と半数以上。ただし、課金額が増えた割合は22.6%(あてはまる9.9%・ややあてはまる12.7%)と、そこまで多くはない。今後のクリスマスなど、イベントに期待感が高まったというユーザーは79%(あてはまる45.9%・ややあてはまる33.1%)と、将来のイベントにはかなりの期待度を感じているようだ。