日産自動車は16日、北米日産がLAモーターショーにて「セントラ NISMO」の2017年モデルを初公開すると発表した。NISMOチューニングを施したモータースポーツのパフォーマンスを持つ米国向け初の主力モデルであり、セダンの実用性を維持しながら、モータースポーツのようなわくわくするドライビングを提供するとのこと。
「セントラ NISMO」2017年モデルは、大胆なエクステリア改良によって実現した非常に力強い存在感が特徴。空力の面では、従来モデルと同様の空力抵抗値(Cd値)0.29を維持しながら、揚力を30%低減することに成功しており、NISMO専用のリヤスポイラーだけでなく、デザインを刷新したリアバンパーも揚力低減に大きく貢献している。
インテリアデザインは機能性を重視しており、サイドの強度を高めてNISMOのロゴをあしらったフロントシートなど、NISMO専用のインテリアデザインを採用することで、日常の走行シーンで必要な操縦性を損なうことなく、ハイレベルなドライビングサポートする。さらに、NISMO専用のサスペンションチューニングを施すなどの全面的な刷新により、これまでのデイリーユースに適したセダンから高性能なマシーンへと変貌を遂げたという。
エンジンは、同車の力強い走りを生み出す空力ボディに完璧にフィットする1.6リッター直噴ターボガソリンエンジンを搭載。ボディ、インテリア、シャシー、サスペンション、ステアリング、パワートレインまで、正確にバランスの良いチューニングが施されている。トランスミッションは、パワーバンドやトルクカーブを最大限に活用できるギア比を持つ6速マニュアルと、専用チューンを施した最新型エクストロニックCVTの2つを用意した。