互換Officeソフトが10周年を機にリブランド

キングソフトは11月15日に都内で発表会を開催。従来、KINGSOFT Officeとして提供していたオフィス製品をリニューアルし、ワールドブランドと同じ「WPS Office」にすることを発表。既存ユーザーへのアップグレードは年内までに提供する予定だ。

今回発表されたWPS Office。名称変更と共に年号表記が消えている

発売される製品構成と価格に関しては、以下のスライドを見て欲しい。さらにリリースを記念しての限定パッケージ版WPS Office Platinum Editionが5000本限定で発売される(10800円:税込)。

キングソフト直販の個人向け製品の種類と価格。「Standard lite」は代理店経由提供でこのリストに含まれていない

法人向け製品と価格。「Professional lite」は代理店経由提供のみ

発表会では、今年(2016年)取締役社長に就任した馮達(フェンダ)氏が登壇。現在、キングソフトが営む事業の柱はソフトウェア事業のほか、モバイル広告とスマホソリューションがあるが、日本でのソフトウェア事業は2006年の「KINGSOFT Office」提供から始まった。

キングソフト 取締役社長 兼 CEOの馮達(フェンダ)氏

キングソフトの事業は(PC)ソフトウェア部門だけでなく、モバイル向けの比率が大きくなってきている

この「KINGSONGSOFT Office 2007」は、β版を無償提供するというプロモーション策も行い、今までに2008/2009/2011/2013/2016と5回のバージョンアップを重ねてきた。「互換オフィスソフトを使ってみるというチャレンジ精神あるユーザーと、28社のパートナー企業に支えられてきたこと、そしてユーザーサポートを重視したことで、ユーザーの信頼を得た」(馮達氏)。

(日本で発売された)KINGSOFT Officeの歩み。2007年に初リリースして以降、5回のメジャーアップデートを行っている。また、2011年と2014年にモバイル版もリリースしている

日本国内のユーザー数は600万を突破

パートナー経由の提供によってここまで拡大したと、来場していたパートナー企業に感謝

価格だけでなく、サポートも重視。電話サポートは2009年から3.6倍に拡大したそうだ