エフティ資生堂のヘアケアブランド「TSUBAKI(ツバキ)」はこのほど、「女性の髪と色気の相関関係に着目した印象調査」の結果を発表した。同調査は8月24日~25日、全国の20~40代の女性600名を対象にインターネットで実施したもの。
「色気」が欲しいと思うか尋ねたところ、76.5%が「非常に欲しい」「どちらかといえば欲しい」と回答した。しかし、実際に色気があると言われたことがあるか聞くと、「同性からある」と答えた人は21.5%、「異性からある」と答えた人は24.2%、「同性・異性両方からある」と答えた人は18.5%と、わずか2割程度となっている。
「女性の色気」を構成する要素が何かを尋ねたところ、色気があると言われる女性は「自信」「知性」など、内面に秘めた女性の知的要素を上位に挙げている。 一方、言われたことがない女性は、「色気の正体がよく分からない」が最も多く、次いで「異性からモテること」が続いている。
色気があると言われる女性、言われたことがない女性に「外見的に女性の色気を感じるパーツ」は何か尋ねた。1位は両者とも「口」(色気があると言われる女性: 81.1%、言われない女性: 71.6%)だが、2位は前者が「髪」(71.2%)、後者は「目」(62.0%)だった。「髪」への注目する度合いは、色気があると言われる女性の方が約20%近く高かった。
次に、「ノーメークで艶(つや)のある髪」「フルメークで艶のない髪」を見せ、どちらが色気があるかを尋ねたところ、67.2%が「ノーメークで艶のある髪」と回答した」
具体的にどの要素に色気を感じるか聞くと、全体では「髪の艶」(48.9%)が最も多かった。「艶」と回答したのは、色気があると言われる女性は57.7%、言われたことがない女性は46.7%で、艶への注目度に約10%も差が出る結果となった。
艶のある髪と艶のない髪を後ろ姿で比較してもらったところ、「艶のある髪に色気を感じる」(87.2%)と答えた人が圧倒的に多かった。
対人心理の専門家である立正大学 心理学部名誉教授の齊藤勇氏によると、人間は本能的に、光ったり動いたりするものに無意識にひかれる傾向があるという。髪の"艶"は、男女問わず若さや性的な魅力を潜在意識的に感じ取る象徴で、男性からの視点では「若わかしさの象徴」、女性からの視点では「女らしさの象徴」であることが分かっているとのこと。