サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「秋冬が旬の牡蠣! 亜鉛・鉄がたっぷりでダイエットや美容に最適! 」を公開した。

「海のミルク」「海の完全食品」と言われる牡蠣 ※イメージ

牡蠣は非常に栄養価が高く、低脂肪高タンパクでダイエットに適している食べ物であるという。アミノ酸(18種類)、ビタミン(A、B1、B2)、ミネラル(亜鉛、鉄分、カルシウム)、グリコーゲン(ブドウ糖)、タウリン(アミノ酸の一種)などの栄養素をバランスよく含んでいるため、「海のミルク」「海の完全食品」とも言われている。

中でも特筆すべき栄養素は、亜鉛、グリコーゲン、鉄、タウリンであるとのこと。「亜鉛」は魚介類全般に多く含まれるが、牡蠣は群を抜いて多く、他の二枚貝と比べ10倍以上の含有量がある(100g中牡蠣は13.2mg、あさり1.0mg、しじみ2.1mg)。成人女性なら、牡蠣1個で1日の必要量である9~10mgを満たすことができるという。

亜鉛は、細胞の新陳代謝を促進させる働きのほか、「皮膚や髪に潤いを与える」「免疫力アップ」「精力増強」「美肌効果」「体内の多くの酵素を活性化」など、健康や美を保つ効果があるとされている。不足すると味覚障害、脱毛、薄毛、うつ、生殖機能の低下、傷口が治りにくいなどの症状が現れるという。

「グリコーゲン」は肝臓にストックされ、必要に応じてエネルギーに変換される。肝臓の機能を高めたり、筋肉や脳の働きを活発にしたりする働きがあると言われている。疲労回復に即効性があり、血糖値を一定に保つ作用、集中力を高める作用などもあるとのこと。

「鉄」は体温を維持する保温効果もある栄養素で、冷え症の人は鉄を意識的に摂取するのがよいという。牡蠣には、体に吸収されやすい「ヘム鉄」を多く含むため、貧血予防にも効果的とのこと。鉄同様、銅も多く含まれている。銅は、鉄がヘモグロビンを合成するのを助けたり、鉄の吸収を促進したりする作用があるという。

「タウリン」は、アミノ酸の一種で、疲労感の原因となる乳酸の増加を防ぐ効果があると言われている。そのほか、スタミナ増強、疲労回復、肝機能を高める効果、脂肪肝の予防、抗肥満作用、コレステロールの上昇を抑える、生活習慣病のケア、ストレス解消などさまざまな効果があるとのこと。

牡蠣に限らず、貝類にはウイルスによる食中毒のリスクがあるため、食べる際に気を付けた方がいい点があるという。スーパーなどで販売されているパック入り牡蠣は「生食用」「加熱用」の2種類があるが、生食用は保健所指定海域で育ったもの、加熱用はそれ以外の海域で育ったものであるため、加熱用の生食はNGであるとのこと。

牡蠣の主な食中毒の原因はノロウイルスとも呼ばれるSRSV(小型球形ウイルス)によるもので、体調が悪い時や疲れている時などに多く食べると食中毒が起こりやすいという。ウイルスは85度で1分以上加熱すると死滅するため、十分に加熱して食べることをすすめている。牡蠣フライなら、180度で4分以上揚げることが目安とのこと。

また、ビタミンCは鉄や亜鉛の吸収をよくする働きがある。生牡蠣や牡蠣フライにレモン汁をかけるのは、理にかなった食べ方であるという。

さらに詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「秋冬が旬の牡蠣! 亜鉛・鉄がたっぷりでダイエットや美容に最適! 」で案内している。