日本労働組合総連合会(以下、連合)はこのほど、2016年春闘の年末一時金(ボーナス)第1回回答集計結果(11月4日集計分)を発表した。

産業・業種により増減にばらつき

集計の結果、組合員1人当たりの冬のボーナス(加重平均)は平均63万5,215円となり、前年実績の67万8,018円と比べて4万2,803円減少した。第1回回答で前年を下回ったのは7年ぶり。

月数でみると、前年実績比0.14カ月減の2.22カ月。連合によると、「全体では昨年と比べて減額となったが、産業・業種により増減はばらつきがある」という。

【額集計】業種別(出典:日本労働組合総連合会Webサイト)

業種別では、製造業が73万8,646円(前年実績74万1,809円)、商業流通が50万8,610円(同54万3,288円)、その他が57万7,573円(同40万716円)となった。

構成組織別では、セラミックス連合が93万6,331円(同87万892円)、JEC連合が90万8,668円(同86万9,859円)、基幹労連が71万2,363円(同72万3,281円)、印刷労連が54万6,923円(同54万4,303円)、UAゼンセンが51万7,580円(同53万5,971円)となった。