東芝クライアントソリューションは10日、同社製ノートPC「dynabook」シリーズに搭載されたパナソニック製バッテリーパックの一部に不具合があり、発煙、発火に至る危険性があるとして、対象機種を無償で回収・交換すると発表した。
東芝では2016年1月と3月にもノートPCに搭載したバッテリーパックの一部ロットで、同様の危険性があるため、回収・交換プログラムを実施していたが、今回は2013年7月以降に製造したノートPCの一部機種に搭載したバッテリーパックで別の新たな不具合が発見されたという。不具合の原因として、東芝では「パナソニック工場の電池の電極を製造する工程の管理が不十分であったこと」と推定している。
新たに、回収・交換プログラムの対象機種として追加されたのは、2013年7月~2014年8月に製造された45機種で、個数は44,791個。交換対象となるバッテリパックは、製品型番を入力して確認できるほか、告知ページからダウンロードできる東芝型番情報確認ユーティリティーで確認することもできる。以前に対象外の機種を使用しているユーザーもあらためて確認してほしいと呼びかけている。
また、交換対象のバッテリパックを搭載したPCを使うユーザーは、交換完了までの間、バッテリパックをPC本体から外すことを推奨。外したバッテリパックは、手元の取扱説明書などの留意事項を確認して欲しいとする。
このほか、問い合わせについてはWebサイトのほか、「dynabookバッテリーパック交換窓口」を開設(フリーダイヤル:0120-444-842)して対応する。受付時間は、9時から19時(2016年12月11日までは土・日・祝日を含む、それ以降は土・日・祝日・東芝の指定休日を除く)。