東京海上日動火災保険はこのほど、各種自動走行システムが進展する環境下においても迅速な被害者救済を実現するため、自動車保険「被害者救済費用等補償特約」を開発した。2017年4月1日以降の契約が対象。

契約している車に想定していない動作が生じたことにより事故が生じ、被保険者に法律上の損害賠償責任がないことが認められた場合、被害者に生じた損害を被保険者が負担するために支出する費用を補償するもの。

なお被害者救済費用等補償特約は、同社の自動車保険契約に自動セットされる。この特約をセットすることによる追加保険料はない。

同社では、「今後完全自動走行を見据えさらなる運転の自動化が進むことも想定されており、こうした過程における法的責任関係のあり方や自動車保険をめぐる環境変化も注視しつつ、必要に応じて、その社会環境変化に即した商品開発を行ってまいります」とコメントしている。