ビデオリサーチは11月10日、格安スマホユーザーに関する概観分析の結果を発表した。調査は4月~6月、東京50Km圏、関西、名古屋、北部九州、札幌、仙台、広島地区在の20~69歳の男女9,724人をベースに、格安スマホユーザー513人、iPhoneユーザー3,621人を分析したもの。1万人にタブレットを配布して行う調査「ACR/ex」を使っている。
調査では格安スマホユーザーを、性・年齢、未既婚、勤務形態の観点から、iPhoneユーザー(3大キャリアを合算)と比較した。
まず、「性・年齢」で見ると、格安スマホユーザーは男性の含有割合が高く(62.3%)、中でも30~50代男性が多く含まれている。一方、iPhoneユーザーは女性が過半を占める(51.5%)点と大きく異なる。「未・既婚、結婚年数」では、既婚者が多く(86.0%)、iPhoneユーザーに未婚者が多い点とも異なる。「勤務形態」では正社員の割合が多くなっている。
以上から、既婚の男性サラリーマンというユーザー像が浮かび上がる。
格安スマホユーザーは、iPhoneユーザーと比較してサラリーマン層が多いこともあって、個人年収は高い結果に。しかし1カ月のお小遣いは比較的少ないことがわかった。