atuhor=阿部求己

ニコンイメージングジャパンは11月10日、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「D5600」を発表した。価格はオープンで、11月25日の発売を予定している。推定市場価格はボディ単体で92,000円前後 (以下すべて税込)。3種類のレンズキットも同時に発売する。各レンズキットの推定市場価格は以下の通りだ。

  • D5600 18-55 VRレンズキット : 100,000円前後
    (AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRが付属)

  • D5600 18-140 VRレンズキット : 132,000円前後
    (AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VRが付属)

  • D5600 ダブルズームキット : 130,000円前後
    (AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRが付属)

D5600

D5600は、2015年2月に発売された「D5500」の後継機種だ。有効2,416万画素のニコンDXフォーマットCMOSセンサー (APS-Cサイズに相当)、画像処理エンジン「EXPEED 4」、3.2型バリアングル液晶を搭載するなど、D5500の基本仕様を受け継いでいる。

新機能としては、BLE (Bluetooth low energy) と「SnapBridge」アプリによってスマートフォン／タブレットとの連携が可能に。撮影データの自動転送や写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」への自動アップロードなどが行えるほか、カメラ本体の電源をオフにしても、スマホとの接続を維持できる。

操作面では、タッチパネルを使ったトリミング機能や、再生画面をすばやく切り替えられる「フレームアドバンスバー」を新搭載。D7200と同じように、タイムラプス動画の撮影も行える。

バリアングル液晶の搭載をはじめ、D5500の基本仕様を継承

D5600の主な仕様は以下の通り。

  • マウント : ニコンFマウント
  • 撮像素子 : 有効2,416万画素ニコンDXフォーマット (23.5×15.6mm) CMOSセンサー
  • 画像処理エンジン : EXPEED 4
  • シャッタースピード : 1/4,000～30秒
  • 感度 : ISO100～25600
  • ファインダー : 視野率 約95%、倍率 約0.82倍
  • 液晶モニター : 3型、約104万ドット、バリアングル式
  • 記録メディア : SD/SDHC/SDXCメモリーカード (UHS-I対応)
  • 本体サイズ : 約124×97×70mm
  • 重さ : 約465g (バッテリーとメモリーカード含む)、約415g (本体のみ)