スカイマークは11月12日、会社設立から20年を迎えるにあたり、同日より新生スカイマークの象徴である客室乗務員および地上旅客職員の新制服の着用を開始する。
12日には羽田空港にて、同社第一便が就航した羽田=福岡線におきまして、SKY009便出発前に新制服着用開始の記念式典を開催し、当社役員、新制服を着用した客室乗務員および地上旅客職員より、一般に向けて20周年と新制服着用開始の挨拶を実施する。新制服着用出発式典は12日10:30~10:50、羽田空港第1ターミナル内搭乗ゲートで実施。なお、会場は保安区域となるため、式典当日に同社便利用者のみの入場となる。
新制服に関しては、社員自身が制服のあり方を考えることにより、会社に誇りと愛着を持つと同時に、社員一丸となって新生スカイマークとして歩み出したいという思いから、デザイン案を社員から募った。全社員からデザイン案を公募し、制服そのものにおいても特に条件は設定していなかったという。公募は2015年12月頃に実施し、さまざまな部署から70~80件のデザイン案が集まった。
デザイン案を決定するにあたり、まずは10案に絞った上で、神戸のファッション専門学校に依頼してデザイン画を作成。その10案で社内投票をした後、選ばれた5案の制服を実際に作成した。最終的に1案を選ぶために、5案の制服をまとったマネキンをスカイマークが就航している全空港に配置させ、現場で働く社員が自分たちの制服選定に自主的に関われることを重視した。
ジャケットとスカーフ(2種類)を共通アイテムとし、ワンピースに加えてシャツ(2種類)×ベスト×スカートまたはパンツのデザインを用意。男性の制服は、ジャケット×シャツ×ネクタイ(2種類)×ベスト×パンツとなっている |
最終的に選ばれたデザイン案は、神戸空港支店ランプ管理課の山中哲馬氏が考案したもの。山中氏は、「新生スカイマークに何か貢献できれば」という想いから公募にエントリーし、スカイマークのコーポレートカラーである黄と紺の配色にこだわったという。
現在で同社は、羽田、札幌、茨城、名古屋、神戸、福岡、長崎、鹿児島、那覇と日本の各主要都市を結ぶ18路線で毎日128便を運航。年間約600万人が利用している。同社は、4つの新生スカイマークの方針を掲げ、顧客満足を今まで以上に重視し、愛される会社を目指して日々取り組んでいる。