米Microsoftは11月9日(現地時間)、Windows InsidersプログラムのFastリングに「Windows 10 Insider Preview Build 14965」(PC、モバイル)の提供を開始した。

ディスプレイ、TV、PCなど、外部のモニターをタブレットに接続した時に、マウスなどを使わずに操作できるようにバーチャルタッチパッドを用意した。タスクバーに触れて長押し、「Show touch pad button」を選択するとタッチパッドのアイコンが通知エリアに配置される。それをタップすると画面にバーチャルタッチパッドが現れる。操作は通常のトラックパッドと同じ。これまでいくつかのプレビュー版で高精度タッチパッドのカスタマイズが改善されてきたが、バーチャルタッチパッドも設定で柔軟にカスタマイズできる。

バーチャルタッチパッド

Windows Inkワークスペースのアクセス性が向上し、最近使用したアプリの表示数が6つに増え、ペンの設定にすばやくアクセスできるリンクが用意された。スケッチパッドの動作が改善され、インクが多用されているスケッチでもスムースに起動する。また、ペンとWindows Inkの設定から手書きのトレーニングツールにアクセスできるようになった。

Sticky Notesがv1.2.9.0になり、インサイト機能の言語サポートが向上している。日本語でもフライトやティッカーシンボルが認識されるようになったほか、日本語ではサポートされないが、電話番号の認識が追加され、Eメール、URL、住所、時間などの認識をサポートする言語・地域が拡大した。

レジストリエディターにおいて、アドレスバーを表示してパスを確認する際のキーボードショーカットに、従来のAlt+Dに加えてCtrl+Lも使用できるようになった。また、アドレスバーでは、HKEYネームに以下のような短縮表記を用いることが可能。

  • HKEY_CURRENT_USER → HKCU
  • HKEY_CLASSES_ROOT → HKCR
  • HKEY_CURRENT_USER → HKCU
  • HKEY_LOCAL_MACHINE → HKLM
  • HKEY_USERS → HKU

ビルド14959で仮想マシンのスケーリングをユーザーがコントロールするオプションが追加されたが、ユーザーが設定したズームレベルが保存され、次回の仮想マシン接続時に再現されるようになった。