アイドルグループ・乃木坂46が、最新シングル「サヨナラの意味」で、初のミリオンを達成したことが10日、明らかになった。来年2月での卒業を発表し、これがラストシングルとなる橋本奈々未は「やり残したことはないと実感がわきました」とコメントを発表した。

乃木坂46

この曲は、昨日9日の発売初日で、累計出荷100万枚を突破。ここ数年でシングルのミリオン作品に認定されたのはAKB48のみで、AKB48以外でミリオンを達成したのは、2006年5月発売の秋川雅史「千の風になって」以来9年ぶり。また、乃木坂46が所属するソニー・ミュージックレーベルズでは、2004年10月発売のORANGE RANGE「花」以来12年ぶりとなる。

「サヨナラの意味」通常版ジャケット

この曲が最後のシングルで、初のセンターを務める橋本は「グループの卒業を発表してから、取材などで『乃木坂46でやり残した事はありますか?』という記者の方からの質問に対して、『やり残したことはありません』と答えてきましたが、一緒に5年間活動してきたメンバーと共に、ミリオンを達成できたことは本当にうれしく、あらためてやり残したことはないと実感がわきました」とコメント。

そして、「贅沢なことでもありますが、応援してくれているファンの皆さん、そしてグループを支えていただいているスタッフの皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を語った。

グループキャプテンの桜井玲香は「スタッフの方からミリオン達成の一報があり、メンバー全員で喜びました」と報告。「この5年間を振り返り、頑張ってきて良かったと率直に感じました。でもグループにとっては、あくまでも通過点なので、これからもさらに上を目指して頑張りたいと思います」と、気持ちを新たにしていた。

乃木坂46は、2012年2月発売の「ぐるぐるカーテン」でデビューし、同曲は27万1,000枚を出荷。その後、順調に数字を伸ばして、前作の「裸足でSummer」は98万6,000枚まで達し、今作は101万3,000枚となった。

これにより、シングル全16作品のトータル出荷枚数は1022万6,000枚となり、デビューから4年9カ月で1000万枚を突破した。